【PickUp】日本で最古のウイスキー蒸溜所!江井ヶ嶋蒸溜所に訪問してきました!
日本最古のウイスキー蒸溜所「江井ヶ嶋蒸溜所」(兵庫県明石市)。創業1888年、日本で最も古いウイスキー蒸溜所のひとつとして、100年以上にわたりこだわりのウイスキーを生み出してきました。
今、世界からも注目されるその魅力とは? 江井ヶ嶋蒸溜所の所長である中村裕司さん、ブレンダーである大川啓太さんにインタビューした記事をお届けします!
江井ヶ嶋蒸溜所について
もともとは日本酒や焼酎を造る蔵元としてスタートした江井ヶ嶋蒸溜所。1919年にウイスキー製造免許を取得し、日本のウイスキーづくりの先駆けとなりました。国内外ともに、蒸溜所は山にあることが多いのですが、江井ヶ嶋蒸溜所はすぐ目の前が瀬戸内海という場所に位置しており、江井ヶ嶋蒸溜所ならではのウイスキーがつくれるところが魅力の一つでもあります。
現在も「シングルモルトあかし」などのブランドで知られ、特にクラフトウイスキーの分野で注目を集めています。
江井ヶ嶋蒸溜所のこだわり
江井ヶ嶋蒸溜所でしかつくれないものつくるということを意識しているそうです。そんな独自のこだわりは、熟成環境や樽に見ることができます。
明石の海風が育てるウイスキー
通気性の良い木造蔵でウイスキーを貯蔵しており、明石の温暖な気候と潮風が、樽の中のウイスキーに独特の風味を与えます。熟成が早く進み、フルーティーで奥深い味わいに仕上がるのが特徴です。
日本酒の伝統技法「水もと仕込み」をウイスキーに応用
江井ヶ嶋蒸溜所では、日本酒造りで使われる「水もと仕込み」の技術をウイスキーの製造にも取り入れています。水もと仕込みは、酵母だけでなく乳酸菌も活用し、自然の力で発酵を促す伝統的な手法です。この製法によって、ウイスキーに独特の酸味や奥深いコクが加わり、他にはない個性的な味わいが生まれます。
江井ヶ嶋蒸溜所がこだわりを持って使用している樽ですが、今後は森林組合と連携して、廃棄処分になる木材を使い、樽を作っていく予定だそうです。
これからの江井ヶ嶋蒸溜所
100年以上の歴史、伝統を守りながら、新たな挑戦を続ける江井ヶ嶋蒸溜所のお話を色々伺うことができました!
近年は海外展開を強化し、より個性的なフレーバーを追求しているので、ぜひ味わってみてください。