文科大臣賞受賞を報告 上丸子小・橘高
上丸子小学校(上丸子八幡町)と市立橘高等学校(中丸子)の生徒4人らが2月13日、福田紀彦市長を表敬訪問し、「第17回キャリア教育優良学校文部科学大臣表彰」の受賞報告を行った。
上丸子小は6年生の総合的学習で、「デザイン『Me』」と名付けた授業を実施。新丸子東栄会と連携して、整骨院のポスター作成やイベントの企画を行い、地域の人々と関わりながら、「なりたい自分」について考えを深めた。
橘高校は自己の可能性を広げるカリキュラム・マネジメントを推進。2・3年生の授業で市や企業とタッグを組み、寺子屋などでの活動を通じて社会課題の解決策を探究した。
上丸子小6年の堀内怜さんは「商店街の会長さんなどと話し合ってイベントを企画した。地域の役に立っていると実感できてよかった」と話した。橘高校3年の山田ももかさんは「寺子屋で先生を体験することで現場の課題に触れ、教員になりたい気持ちがますます高まった」と力強く語った。福田市長は「考えを共有することで社会は良い方向に進むはずだ」と期待を込めた。