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川越「和菓子 紫水」はあんこの魅力をまっすぐ届ける。川越の蔵造り通りから一本外れた場所にある手作りきんつばが特長の和菓子屋

ハッシュ川越

川越「和菓子 紫水

埼玉県川越市に2023年8月にオープンした和菓子屋!

川越・蔵造り通りの裏手に佇む和菓子屋「和菓子 紫水」。北海道産小豆のまん丸きんつばや、季節ごとに変わる創作上生菓子が並びます。わらび餅や赤飯も人気の、優しい甘さに心和むお店です!

今回は和菓子 紫水の小形さんにお話を聞いていきます!本日はよろしくお願い致します!

まずは、川越に「和菓子 紫水」を立ち上げられた経緯を教えていただけますか?

小形:もともとは編集の仕事をずっとしていまして、何十年も文章に携わってきました。文章を書くのが好きで、俳句の世界にも入り込んでいたんです。その俳句の中で、和菓子と出会いました。

中でも「練り切り」というお菓子に惹かれました。花や季節のものをモチーフにして、小さな中に日本の四季や文化を表現する…その感じが俳句にも通じるものがあって。こんなに小さな世界で、こんなに豊かな表現ができるんだと感動しました。
それからは東京の和菓子屋さんを巡って、いろいろなお菓子を食べ歩くようになりました。そのうち、「自分でも作ってみたい」と思うようになって、製菓学校に通うことにしたんです。2年間、しっかり学びました。

その後は、自分の好きな和菓子屋さんで働きながら、現場でも勉強を重ねていって。そしてついに、自分のお店を持つことになりました。

私は川越生まれ、川越育ち。結婚して一度は神奈川に住んでいたのですが、お店を出す場所を考えたとき、都内や神奈川も検討はしたものの、やっぱり川越がいいなと思って。地元に戻って開業しました。

観光客の方にも来ていただくことはありますが、もともと「地元の人に来てもらえるお店」にしたいと思っていたので、地元のお客様が多いのはとても嬉しいです。

「和菓子 紫水」のお店のこだわりや特徴を教えてください。

小形:「きんつば」にこだわって、日々作っています。一般的にお店で売られているきんつばは四角い形ですよね。あれは寒天であんこを固めて、四角く切って焼いているからなんです。でも、もともとの“金鍔”は刀の鍔(つば)から来ていて、丸い形が由来なんですよ。

うちでは寒天で固めずに、あんこはあんこのまま焼いています。見た目はもちろん味にも違いが出て、あんこそのものの美味しさを味わっていただけると思います。自信を持っておすすめできます。

メニュー(一部抜粋)※時期によってメニューが変わる場合がございます。

きんつば

300円

わらび餅

500円

季節ごとに変わる和菓子

300円〜

「和菓子 紫水」で働く中で、特に嬉しい瞬間はどんな時ですか?

小形:やっぱり、2回目・3回目と来てくださるお客様がいることですね。中には、買ったきんつばを食べながらお出かけして、その日のうちに「やっぱりもう一つ食べたくて」と戻ってきてくださる方もいて。そういう時は、本当に嬉しくなります。

改めて、川越という街の魅力についてもお聞かせください。

小形: やっぱり「ほっとする」ところですね。落ち着いていて、人が優しい。とても居心地が良いです。最近は観光のお客様もたくさん来てくださっていますが、川越には“落ち着く”部分も残していってほしいなと願っています。

最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

小形: うちのきんつばは、手軽に食べ歩きもできます。ぜひ一度、食べてみていただけたら嬉しいです。お待ちしております。

住所

埼玉県川越市大手町12-2

電話番号

049-270-2842

営業時間

水曜~土曜 10:00~16:30

アクセス

本川越駅徒歩16分

公式HP/SNS

公式HP https://wagashi-shisui.com/ 公式Instagram https://www.instagram.com/shisui.wagashi/

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