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第二子流産後、夫が豹変し離婚。協力的だった夫が、なぜ?

たまひよONLINE

28歳で出産、4歳の娘を保育所に預けながら正社員で働くママライターのhinaです。第一子の妊娠中トラブルのときは、家事などにとても協力的だった夫。第二子の流産後、状況が変わっていきました。近くに住む義母からの非協力的な態度につらい思いをしていたのに、夫までもが…。慣れない土地で共働きをしながら子育てに励んでいた私のつらい体験を振り返ります。

流産は免れ、まだ余裕があった1人目の妊娠


1人目の妊娠は28歳の時でした。夫ももちろん喜んでくれ、「子供部屋はどんな感じにしよう」「どんなものを揃えていこう」などと夫婦で話し合い、まだ数ミリ程度のおなかの中の赤ちゃんのことで、二人で親バカぶりを発揮していました。

その矢先、私は会社で出血。救急搬送され、流産は免れたものの、その後仕事は休職し自宅で絶対安静でいるようにいわれました。それから、家事も何もできない日々を過ごすこととなりました。夫は私をとても心配してくれ、仕事で疲れているのにも関わらず、炊事・洗濯・掃除と全ての家事を行い、週一の健診にも付き添ってくれました。

その後、安定期と呼ばれる時期になっても安定せず、里帰り先の病院で入院することになりました。予定よりも長い期間夫と離れての生活、連休の時には新幹線を使っても4時間の距離を会いに来てくれたこともありました。妊娠38週目、点滴を抜くとすぐに陣痛が始まり、小さいながら無事自然分娩で第一子の女の子を出産することができました。

2人目を妊娠。嬉しい反面、不安が先行する


出産を終え退院する際、「2人目の妊娠も今回と同じようになる可能性が高い」ということを担当医から告げられました。その時は、夫も私もまだ先のことと思っていたのです。

第一子は公立の保育所に入ることができ、私はすぐに仕事復帰。そのため、炊事・洗濯・掃除などの家事は夫と交代制で、夜泣きも毎日1時間交代で見ていました。協力的な夫へ感謝の気持ちでいっぱいでした。

それから1年が経ち、2人目を妊娠しました。嬉しさもありましたが、第一子妊娠時の大変だった経験から、この妊娠期間の生活をどう乗り切るか、不安の方が大きかったように思います。病院からは今回も絶対安静、極力動かないでとのこと。夫と相談した結果、自宅から500mしか離れていない夫の実家へ協力をお願いすることにしました。

子どもは「自分だけで育てるもの」なの?


義母に協力をお願いした際、義母は「子どもは自分だけで育てるもの、親を頼るものではない。私は1人で息子2人を育ててきたんだから」と、私に言ってきたのです。大手企業で役職を持ち、まだバリバリ働いていた義母。実は、これまでも、義母が休みの日に体調が悪い長女のお迎えをお願いしても、消極的でした。

一方、夫の帰宅は毎日22時ごろでした。「1人目の娘のお世話はどうしよう」、「遠く離れた私の実家に娘を連れて帰る?」、「でもそうしたら、せっかく入れた保育所もダメになっちゃう」、「私も仕事を辞めないといけない?」

不安でいっぱいの中、義母の一言は正直つらかったです。「義母にとって、かわいい孫ではないのかな…?」と悲しい気持ちにもなりました。

そして、そうこうしているうちに第二子を流産してしまったのです。「赤ちゃんに申し訳ない。もっと自分がしっかりしていれば…」と後悔。夫が変わってしまったのは、この後でした。

自分の時間を持つ夫、自分の時間を持てない私


夫の実家に頼れず、私は17時までになんとか仕事を終わりにして、焦るようにして電車に乗り、19時までに保育所へ娘を迎えに行き、そして自宅へ帰ってから家事をする日々を送っていました。娘は私のそばを離れようとせず後追いや泣きが激しかったので、食事と入浴以外は、2歳にもなって重さもそれなりにある娘をおんぶして家事をこなし、21時には寝かしつけるようにしていました。

一方の夫は、週2日の出張日以外の日は、仕事終わりにフットサル、週末には昼間サッカー、その流れで自宅での飲み会という生活が始まったのです。「お互い共働きなのに、こうも時間の使い方が違うのは変じゃないか?」と夫に問うこともありましたが、改善されず、私だけが自分の時間を持てない日々が続きました。

夫の地元に住んでいたため、夫は時間関係なく仲間と集まりやすい環境でした。一方で地元を離れた私は、限られた時間内で会える友だちが近くにはいない、両親も遠方、という環境に孤立感を感じていました。

保育所のママ友はお互い忙しく、それが良い面でもありましたが、付き合いはドライだったため、気軽にお茶を飲みに行くようなこともほとんどなく…。夫と環境が真逆だったことから、さらに孤独を感じていました。

こんな生活を続けること2年、もう夫と共に生きていくことは考えられず、離婚をしました。夫や義母からの冷たい言動や態度、離婚の経験を経て、本当の孤独は、身近な人が自分に寄り添ってくれない、困っていても助けてくれないときに感じるものなのだと知りました。現在は娘と二人、仕事に家事に育児にと大変なこともありますが、できるだけ前向きに、ライターという新しい仕事にもチャレンジしながら生活しています。

[hina*プロフィール]
28歳で出産、4歳の娘を保育所に預けながら正社員で働くママライターのhinaです。第二子の流産後、地元を離れて頼れる人がいない中、夫や義母からの冷たい言動や態度に、離婚を決意。現在は娘と二人で暮らしています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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