先輩の災害トイレで学びを 藤沢工科高校で防災教育
県立藤沢工科高校で先月14日、昨年卒業した3年生が地元事業者とともに設置した災害用水洗トイレを活用した防災教育が行われた。
当日は当時1年生の170人が参加。市内遠藤の三和工業(株)、茅ヶ崎市芹沢の(株)井戸屋が寄付した災害用水洗トイレを実際に組み立てた。また、工科高校らしく仕組みや機能に対する質問も盛んに飛んでいた。
参加した生徒は「昔ながらの井戸の仕組みを使ったシンプルながらすごいモデル」と話した。
同トイレは昨年度の3年生と両社が協力して設置。井戸水ではなくプールの水を利用して水洗化する仕様。担当した黒須智紀教諭は寄付への感謝を口にするとともに「学びはもちろん、避難所として地域の皆さんに貢献できる内容となった」と述べた。