【俺様気質な人との対話術】自己中心的な人とうまくやるには?【相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典】
自己中心的な人とうまくやる
我が強い人にはひたすら同調せよ
自己主張が強い人とコミュニケーションをとるときほど、対話に苦しむことはない。よかれと思って、自分なりの言葉でアドバイスをしてみたり、踏み込んで話を聞いてみたりすると不機嫌になるようなこともある。
アドバイスされるのも、根掘り葉掘り聞かれるのも嫌だというタイプの人と話すときには、できるだけ同調し、共感することに集中するといい。
「そうだね」とか「わかる!」というような、意見でもなく反論でもないような肯定的言葉には、良好な反応が返ってくるものだ。
シドニー・シュレーガーというニューヨーク州立大学の心理学者は、コミュニケーションによる実験でこのことを証明している。被験者たちをグループ分けして、どんな会話をした人が好印象だったかを聞いたところ、圧倒的に「肯定的に話を聞いてくれた人」だったという。
「俺って〇〇」が口癖の人には要注意!
人によっては相手の人と議論し、論破することこそ大切と思考する人がいる。しかし、コミュニケーションでトラブルが起きたなと感じたときは、原点に戻り、相手の気持ちをくみとって、ひたすら同調する方がよい。
同調や共感を好む傾向のある人の多くに共通する習慣が実はある。それは頻繁に「俺って〇〇な人だから」とか「自分は〇〇なタイプなんで」と、自分のあり方を必要以上に主張する傾向にあること。
この手のタイプの人の多くは、反論や掘り下げた情報を求めていないことが多い。とにかく自分の意見に理解を求め、 賛同してくれる人を求めているのだ。自己主張が強いというのは、時にモチベーションの高い人物であることも多いが、協調性という面では若干不足に感じられる。強く振る舞っているが、実は繊細でコンプレックスを抱えている故に虚勢をはっている側面もあるので、十分に気をつけてコミュニケーションを図らなければならない。人の性格は言葉遣いに表れるので注意して耳を傾けてみよう。
俺様気質な人との対話術
議論も反論もせず、ひたすら同調
「私って〇〇だから」とか「僕的には〇〇なんですよね」と主語を多用して話す人は同調を好む。
実は繊細で傷つきやすいタイプ
反論を嫌うというのは、実は臆病であることの裏返しでもある。意外と落ち込みやすいタイプだったりする。
【出典】『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』監修:齊藤勇