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清水エスパルスの宇野禅斗、東日本大震災から14年。故郷・福島にはせる思いとは…

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東日本大震災の発生から14年がたちました。清水エスパルスの宇野禅斗選手は福島市出身。当時小学1年で下校中に揺れが起こりました。「福島がいろいろと変わった年。苦しい思いをした方々が今は幸せに過ごせていればという気持ちです」。3月11日に故郷への思いを聞きました。

「苦しんだ方々が今は幸せに過ごせていれば」

―今日は3月11日。福島への思いを。
「あのとき苦しんだ方々がたくさんいた。自分の同学年の子どもたちも大変だった。当時は小学1年。(内陸の福島市は)津波は大丈夫だったが、地震はすごかった。福島から離れた人もいたし、逆に仕事関連で福島に来た人もいた。福島がいろいろと変わった年だった。本当にいろいろな人が苦しんだ。そういう方々が今は幸せに過ごせていればいいなという気持ちです」

―小学1年生でどんなことを感じたか。
「もう必死でした。友達と2人で下校中に『何これ』ってくらい揺れた。福島の住宅地を歩いていたら尋常じゃない揺れで、塀がばったんばったん倒れてきて道路の真ん中を2人で歩いた。そうしたら前から知らない人の車が来て止まって『こっち来な』ってかくまったくれた」

小学1年で被災、「改めてサッカーをできる喜び感じる」

―自宅の被害は。
「帰ったらお母さんとお兄ちゃんはいて、家の中はぐちゃぐちゃだった。そこから水は出ない、電気はつかない生活で本当に大変だった。父は道路関係の仕事をしていて全然帰ってこれなかった」

―その間のサッカーは。
「全然できなかった。外でサッカーできないので、ずっとフットサルだった。でも振り返るとその経験も技術面でよかった。フットサル大事だと思います。イニエスタやシャビもやってたと聞いたことがある。2年生の間はサッカーができなかった。ようやく3年生か4年生になってやっとサッカーができるようになった。改めてサッカーをできる喜びを感じる」

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