Yahoo! JAPAN

安心安全、思い出づくりも 藤沢「おやじ」はパワフル

タウンニュース

おやじの会連合が手掛けた打ち上げ花火(左)とギネス世界記録認定を受けた塗り絵の列

藤沢市内の小中学校に通う児童・生徒の「おやじ」たちで組織される「おやじの会」は、地域の子どもたちの心強い存在だ。地域のパトロールや交通安全の見守り、学校行事の支援と活躍。時には自ら子どもたちを楽しませようとイベントを開催することもある。子どもたちにとっての安心安全はもちろん、思い出づくりにも一役買う。

そして全国的にも注目されているのが、おやじの会が集まって活動する「藤沢市おやじの会連合」。中でも2022年の江の島の花火大会と、2023年の塗り絵で達成したギネス世界記録認定を果たした市役所塗り絵イベントは話題となった。

花火はコロナ禍で満足に学校生活を楽しめなかった子どもたちのために、中学校の卒業式の夜に150発の大輪の花を夜空に咲かせた。打ち上げるための資金づくりから大勢訪れた人たちの交通整理まで、すべて「おやじ」たちが手掛けた。

ギネス世界記録認定は、世界一長い塗り絵の列を、市役所を会場に作り上げた。市内55の小中学校や関連施設の子どもたちから集めて掲示。5778枚を全長およそ1200mを作りあげて認定を受けた。

連合発起人の一人で事務局担当の安岡正広さんは「普段仕事で地域に関われないことも多い『おやじ』たちが頑張っている。これからもいい背中を見せていきたい」と意気込んだ。

【関連記事】

おすすめの記事