市販のチューブはもう買いません！栄養UP＆長持ち！いいことづくめの【発酵生姜】の作り方
「生姜チュープは便利だけれど、余計な添加物が気になる」「生姜を使うたびにすりおろすのは面倒だし、いつの間にか冷蔵庫の奥でしなしなにしてしまう……」とモヤモヤした経験はありませんか？今回は、そんな煩わしさから解放される「発酵生姜」の作り方をご紹介します。簡単に作れるのに、美味しさや栄養価、保存性が高まるなどいいことづくめ。生姜チューブの代わりに「発酵生姜」を取り入れてみませんか？
発酵生姜ってどんなもの？生の生姜や生姜チューブとの違い
発酵生姜とは、生姜を皮ごとすりおろし、もしくはみじん切りにして乳酸発酵させたものです。
発酵させることで香りや辛味が和らぎ、まろやかで深みのある味わいに！
生の生姜よりも乳酸菌を多く取り入れられるので、消化吸収がよくなります。
腸内環境を整える効果を期待できますよ♪
冷蔵庫で約半年間保存できるので、一度作っておけばとっても便利。
さらに市販の生姜チューブと違って無添加なので安心して使えます！
まさに“いいことづくめ”の発酵調味料なんです。
今すぐできる！発酵生姜の作り方
発酵生姜は、自宅で簡単に作れます。
生姜をよく洗い、キッチンペーパーなどで水分をよく拭き取りましょう。
余分な水分が混ざると腐敗の原因になるので、この工程を丁寧に行うのがポイントです！
乳酸発酵を促すために、必ず皮ごと使います。
汚れがあったり黒ずんでいたりする部分は、スプーンを使ってこそげ取りましょう。
適当な大きさにカットして、すりおろします。
量が多いときは、フードプロセッサーを使うのも◎
すりおろしではなく、せん切りやみじん切りにしてもOKです。
清潔な保存容器にすりおろした生姜を汁ごと入れ、空気が入らないよう押しながら詰めていきます。
容器ギリギリまでギッチリと詰めましょう。
容器の上まで満たない場合は、空気に触れないようにラップで表面を覆います。
容器の蓋をしっかり閉じて、冷蔵庫で2週間発酵させたらできあがり。
発酵中は蓋を開けないようにしてください。
完成後は、冷蔵庫で約半年保存できます。
都度、清潔なスプーンで取り出して使いましょう。
酸化により少し色が濃くなったり赤みが出たりすることがありますが、問題はありません。
ぬるぬるしていたり明らかな異臭がしたりする場合は、腐敗している可能性が高いので処分しましょう。
発酵生姜の使い方
発酵生姜は、すりおろした生姜や生姜チューブと同じように使えます。
まろやかな味わいなので、あらゆる料理とマッチしますよ♪
豚の生姜焼きも、いつもの生姜を発酵生姜に置き換えるだけで旨味と風味がアップ！
野菜炒めや肉炒めに加えても美味しく仕上がります。
お好みのオイルと酢を混ぜれば、爽やかな生姜風味のドレッシングに。
お湯・紅茶・ココアに少量入れて、ホットドリンクとして楽しむのもおすすめです。
生姜を美味しく長持ちさせよう
発酵生姜は栄養価が高く、長期間保存できる優れもの。
料理にも使いやすいので、生姜をワンポイントにレパートリーの幅を広げてみませんか？
◆ライター / satomi
食べること、作ることが大好きな30代。
夫婦揃って美味しいものに目がなく、週末はごはん屋さんを巡ってあちこち街歩きを楽しんでいます。
家ではハーブや野菜を育てたり、肌荒れ改善のために飲んだ甘酒をきっかけに発酵食の魅力に取り憑かれ、手軽に作れる発酵ごはんや発酵スイーツを日々研究中です。
自分の経験を活かしながら、大好きな食を通じて「美味しいしあわせ」をお届けできれば嬉しいです。
保有資格：オンラインフードクリエイター