「40歳以降は眼底検査を」 大正地区センターで講演
西横浜国際総合病院による健康医療講座「知っておきたい白内障・緑内障」が先月、戸塚区の大正地区センターで開かれ、約50人が目の病気に関する理解を深めた。
登壇したのは同院の眼科医長を務める伊藤浩幸医師。伊藤医師はまず白内障について、「個人差はあるが、加齢で誰でもなりうる。かすみやまぶしさなど、総じて見づらくなる」と説明。目薬では治らず、手術が必要であるとし、「できれば元気に病院に行けるうちに手術をしておくのがいいでしょう」と語った。
緑内障「珍しくない」
一方、緑内障については「視野が欠け、最終的には失明する病気。治らないが、遅らせることはできる」と解説。40歳以上で5%、70歳以上では10%の人がなるともいわれており、伊藤医師は「決して珍しい病気ではないが、自覚しにくい。40歳を過ぎたら、眼底検査を受けてみるのもよいと思う」と参加者に呼びかけた。