「釣具屋スタッフがニコニコ?」お客さんからされて嬉しかった質問TOP5 個々が情報発信する時代へ
釣具店スタッフにとって、お客様からの質問はコミュニケーションのきっかけであり、釣りをサポートする大切な役割を担う。その中でも「嬉しかった質問」には、釣り人との信頼関係を築くエピソードが詰まっている。今回は「釣具のポイント」の店員156人にアンケートを実施し、最も嬉しかった質問TOP5を発表。釣具店ならではの温かい交流の場面を紹介していく。
釣具店は釣り人の交流拠点
釣具店は単に道具を買う場所にとどまらず、釣り人同士がつながりを深める交流の場でもある。時に店員と来店者のやりとりには、道具や釣り情報を超えた温かみや喜びが生まれることがある。
商品に関する質問はもちろんだが、釣果報告や感謝の言葉を交わす場面もあり、釣り人と店員の間に信頼が育まれる。こうしたコミュニケーションは、釣りをさらに楽しく、豊かな体験にしてくれると言えるだろう。
今回は「釣具のポイント」のスタッフに今年1年で最も嬉しかった質問は何か聞いてみた。
釣具のポイントとは
釣り初心者もベテランも訪れる「釣具のポイント」は、九州を中心に日本全国へ店舗を広げる大手チェーン店だ。
品揃えの豊富さだけでなく、釣りの知識に詳しいスタッフが丁寧に対応し、初心者には基本のアドバイスを、上級者には新たな挑戦のきっかけを提供してくれる。地元に密着した釣果情報やリールメンテナンスも行い、釣りの楽しさを支えている存在だ。
釣具のポイントのスタッフが来店者から受けた、特に嬉しかった質問とは?その内容が気になるところだ。
最も嬉しかった来店者からの質問とは
ここからは、アンケート結果をもとに「嬉しかった質問TOP5」を紹介し、その背景にある心温まるエピソードを掘り下げていく。
アンケートはオンライン形式で実施し、以下の内容で回答を収集した。
・質問:今年1年間でお客様から受けた中で、最も嬉しかった質問は何ですか?
・対象:釣具のポイント全店舗のスタッフ
・有効回答数:156件
5位:楽しく釣りができた(10人)
「以前のアドバイスで楽しく釣りができました!」「何か新しいおすすめの釣りありませんか?」という言葉を聞くと、店員としてのやりがいを強く感じるという。釣り文化を広める役割を果たせたことに感動するエピソードが寄せられた。
4位:店員の釣果に対する反応(11人)
店舗内に掲示されている店員の釣果に対して、「どうやって釣ったんですか?」や「その魚はどこで釣れたんですか?」といった質問が寄せられることが嬉しいと感じた店員が多かった。
自分の釣果がきっかけとなってお客様との会話が広がり、アドバイスを通じて釣りの楽しさを共有できる瞬間が、店員にとって大きな喜びになっているという。
3位:「釣れました!」という報告(25人)
お客様が釣果を報告してくれる瞬間は、店員にとって最高の喜びだという。自分のアドバイスや提案が釣り人の成功につながったことを知ると、自然と笑顔がこぼれる。特に写真を見せていただいたりすると、さらに会話が弾むようだ。
2位:釣りに関する詳しい質問(29人)
店頭の会話で、詳細な釣りテクニックやポイントについて尋ねられると、店員も専門知識を活かせる嬉しさを感じるとのこと。
特に、地域限定の釣り方や仕掛けの選び方など、ネットでは得られない情報が求められる場面でやりがいを感じることが多いようだ。
1位:発信したメディア・ブログの反応(43人)
「ブログの記事、参考になりました!」「SNSの投稿、見ました!」という感謝の声が嬉しかったという声が最も多かった。
店員が執筆した記事やSNS投稿に対する反響は、発信者として大きなやりがいを感じる瞬間だ。お客様が実際にその情報を参考にして行動したことを知ると、店員自身も励みになるという。
ユニークなおもしろ回答も発見
アンケートの中には、思わず笑顔になったユニークな質問も混ざっていた。ここからは、その面白かった回答をいくつかピックアップして紹介したい。
何歳ですか?
年齢を尋ねられるのはスタッフにとって少し意外だが、親しみを持って質問されることでお客様との距離が近いことを実感した質問として挙げられていた。
とりとめのない話題から会話が広がり、次回の来店時にも笑顔で話しかけられるきっかけになったようだ。
転職先の近くに店舗はありますか?
こちらは、遠方への引っ越しにもかかわらず、釣具のポイントを利用したいという愛着が伝わる質問だったとのこと。
スタッフは、その地域にある店舗情報を丁寧に案内した。今後もお客様とのつながりが続くことを感じられた嬉しい出来事だ。
好きなルアーが同じ
お客様とスタッフのルアーの好みが一致すると、自然に会話が盛り上がる瞬間が生まれるようだ。同じルアーを愛用していることで共通の釣りの話題が広がり、釣り仲間のような雰囲気が生まれたとスタッフは語る。
私のこと覚えていてくれたんですね
一度だけ接客をしたことがある来店者のことを覚えていて、それを踏まえて二度目の接客をした際にかけてもらった言葉とのこと。
短い会話でもしっかりと記憶に残すことを心がけているスタッフにとって、この質問は大きな喜びだった。お客様一人ひとりとのやりとりを大切にしている姿勢が伝わった瞬間だったという。
筋肉フィネスの方ですか?
こちらはワードパワーが強いため、思わず目に止まってしまった質問だ。調べてみると、釣具のポイントのスタッフがブログで発信したバスフィッシングの釣法の一つのようだ。
ブログ記事で紹介した釣法について直接質問されるのは、情報発信者としてのやりがいを強く感じる瞬間だ。自分の知識が釣り人の参考になっていると実感し、モチベーションがさらに高まったようだ。
好きな食べ物は何ですか?
釣りとは全く関係のない質問だが、スタッフは驚きながらも心温まるひとときだったという。意外な話題がきっかけとなり、普段とは違った形でお客様と打ち解けることができた。
心温まる釣り人と店員の交流エピソード
今回のアンケートでは、釣果報告や感謝の言葉など、人とのつながりを感じる質問が特に嬉しいと感じられていることがわかった。釣具店スタッフにとって、お客様の質問は単なる仕事の一環ではなく、釣り人と共有する喜びの瞬間でもある。
釣具店は、釣り人にとって道具を手に入れるだけでなく、交流を通じて釣りの楽しさをさらに広げる場でもある。この記事が、釣具店での素敵なやりとりの参考になれば幸いだ。
釣り情報が手に入る「釣具のポイントアプリ」
釣具のポイントが提供する公式アプリでは、釣りをサポートする便利な機能が満載。「TSURINEWS」の記事もアプリ内から閲覧可能で、最新の釣り情報やテクニックを手軽にチェックできる。
釣行計画や新たな釣りスタイルのヒント探しに最適なこのアプリで、釣りの世界をさらに広げよう!
<藤田浩平/TSURINEWS編集部>