前回登板で先発初勝利の阪神・及川雅貴、ローテ定着で連覇への使者となるか ヤクルトは苦戦続くサイスニードが先発
前回・巨人戦で先発としてのプロ初白星
上位の混戦が続いているセ・リーグ。連覇を目指す阪神にとって、投のキーマンとなりそうなのが7日のヤクルト戦で先発する及川雅貴だ。
横浜高から2019年のドラフト3位で指名を受けた23歳の左腕。2021年にリリーフとして39試合に登板するなど頭角を現し、昨季は33試合の登板で3勝1敗7ホールド、防御率2.23と活躍。チームのリーグ優勝に貢献した。
昨季も記録上は1試合先発があるが、この時はブルペンデーの“1番手”という形での登板だった。実質的なプロ初先発は今年5月24日の巨人戦。しかし、ここでは5回途中1失点ながら黒星がついている。
それでも、自身3度目の先発となった前回登板の巨人戦では5回2失点&打っても自らを助ける適時打でプロ初打点もマーク。今季初勝利とともに、先発としてのプロ初勝利を掴んだ。
若き左腕が厳しい夏場を前にローテーション定着を果たせば、連覇を目指すチームにとっては大きなプラス材料となる。勢いを呼び込む投球で2連勝なるか、7日の登板に注目だ。
1勝5敗、苦戦続く4年目の助っ人右腕
対するヤクルトは来日4年目右腕サイスニードが今季17度目の先発マウンドに向かう。
今季はここまで16試合の登板で1勝5敗、防御率4.34と黒星が先行。今季最初にして最後の勝利は6月8日の交流戦・日本ハム戦までさかのぼり、直近6戦未勝利で3敗と苦しい投球が続いている。
それでも昨季までは安定した投球でチームを支え、今季の1勝5敗を含めてもNPB通算成績では23勝21敗と勝ち越している頼れる右腕。どうにか復調のきっかけを掴んでもらいたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
巨人・グリフィン-広島・床田寛樹(東京ドーム)
中日・松木平優太-DeNA・東克樹(バンテリンドーム)
楽天・岸孝之-日本ハム・山﨑福也(楽天モバイル)
ロッテ・メルセデス-ソフトバンク・大津亮介(ZOZOマリン)
オリックス・佐藤一磨-西武・隅田知一郎(京セラD大阪)
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記事:SPAIA編集部