桜岡小6年生 民学でカレーパン考案 2店で2月販売予定
市立桜岡小学校(後藤俊哉校長)の6年生児童らが考案した「カレーパン」がこのほど完成した。上大岡西のパン屋と大久保にある飲食店と同校の三者がタッグを組み開発。2月上旬を目途に2店舗で販売予定だ。
6年生とタッグを組んだのは、幅広い年代が通うパン屋、ブーランジェリーオンニ(近賀健太郎代表取締役)とカレーとスパイス料理が人気の飲食店スパイシーモンキーズ(蛭川由之介代表)の2店舖。同小学校ではこれまでにも蛭川さんらとタッグを組みレトルトカレーを考案し、地域向けに販売してきたこともあり、今年度の6年生児童は昨年5月頃からカレーを生かした商品作りを検討することになった。
前例のない商品を作ろうと児童らは話し合い「オリジナルカレーパン」を蛭川さんに提案。蛭川さんと知り合いだったことから近賀さんも共同開発に快諾した。
カレーパンは地産地消を目指すために、横浜市産のほうれん草をカレーペーストに練り込み、パン生地に包んだ。
店舗での販売に先駆け、昨年12月に同校体育館で保護者向けに限定販売会が開催された。当日、体育館にカレーパンが到着すると児童らは声をあげ、喜んだ。その後、児童が袋詰め作業を行い、約200個のカレーパンを販売し保護者に手渡した。
両店では2月上旬を目途に児童が考案したオリジナルカレーパンを販売予定。6年生女子児童の一人は「6年生でたくさん考えて、誰もが美味しく食べることができるカレーパンを作りました。皆にたくさん買ってほしい」と話している。