寒川町立南小学校 「生きる」を考える 元校長が6年生に出前授業
寒川町立南小学校で2月18日、6年生全クラスを対象に出前授業「中学校へつなげよう生きる今、あなたに考えてほしいこと」が行われた。
教壇に立ったのは、同校の元校長で同校運営協議会会員の寺本偕子さん(寒川町内在住・81)。卒業を間近に控えた児童と一緒に、同校の校歌「みなみのまど」の作詞を手掛けた詩人・谷川俊太郎さんの詩「生きる」を読み解き、積極的に対話しながら、「生きること」や「生き方」について児童が気づきを得られるよう授業を進めた。
最後に、詩の続きを子どもたち自身の言葉で考えさせる時間を設けた寺本さん。すべての詩に目を通し、「児童それぞれの『生きているということ』がどのようなことか分かった。表現もすばらしかった。この授業が少しでも心に残ればうれしい」とコメントした。
児童の作品を一部紹介する。「生きているということ、いま生きているということ、それは動物がうごいていること、それは勉強をしていること、それは歌っていること、それは朝朝日を浴びて起きるということ、そしてそのことは幸せだ」、「生きているということ、いま生きているということ、友達と遊ぶこと、ゲームをすること、動画を見ること、好きな事をすること、楽しいということ」