軟骨伝導イヤホン 市役所窓口に導入
耳が聞こえにくい人とのスムーズな対話に役立つ軟骨伝導式イヤホンが6月から赤穂市役所の社会福祉課窓口に導入された。
耳のくぼみに掛けたイヤホンが軟骨に振動を与えて音を伝える仕組み。充電式で繰り返し使用できる。高齢者が来訪する機会が多い同課に設置し、必要に応じて他の部署にも貸し出す。
同課の話では、これまでは耳が聞こえにくい人が窓口を訪れた場合は筆談でコミュニケーションを取ったり、なるべく耳元に近づいて話すなど配慮していたが、大きな声で会話すると、周りにまで話の内容が聞こえてしまうことがあったという。
市では、窓口に軟骨伝導式イヤホンの写真を掲出するなどして周知し、「窓口での相談や申請のときに安心して対話してもらえるように活用していきたい」と話している。