全日本女子学生剣道へ初出場「自分の剣道最後まで」
7月5・6日に東京・日本武道館で開催される第59回全日本女子学生剣道選手権大会に関西福祉大学の堂前優実さん(教育学部4年)が初出場する。学生剣士日本一を決める大会。「自分の力を出し切りたい」と意気込む。
出場権を争った4月の関西大会は、強豪が揃ったゾーンを勝ち上がった。初戦から7度に及ぶ延長にもつれるなど苦しんだが、勝負どころで突きや得意の面を決めて自身過去最高のベスト8へ進出。準々決勝で優勝した選手に延長戦の末に惜敗したものの、上位20人に与えられる全日本選手権への出場資格をしっかりつかんだ。
指導する山口幸一監督によれば、「これまでも全日本に出場するだけの技量はあった」が、昨年の関西大会は、まさかの初戦敗退。堂前さんは「力を出せなかった」と悔やんだ。最上級生となり、女子主将として臨んだ今季は「自分の剣道を最後までやり切る」と決意を固めたという。
「最終学年の自覚から本来の勝負強さが出てきた」と山口監督。堂前さんは「毎日の稽古をコツコツやり続けることを意識してきた。全日本でも一試合一試合、最後まで自分らしい試合を」と迷いなく語った。