愛川町シルバー人材センター 就業がもたらす豊かさ 後藤務 理事長に聞く
愛川町シルバー人材センターは、町内在住の高齢者の就業支援を行う団体だ。現在、325人が会員として登録し、地域社会への貢献と生きがいを求めて活動している。
同センターの仕事内容は、草刈りや除草、清掃といった軽作業から、専門的な技術を要する植木の剪定まで多岐にわたる。町内にある工業団地からの依頼も多く、企業の敷地内の清掃や緑地管理にも取り組んでいる。
後藤務理事長は「会員の多くは経済的な理由だけではなく、健康維持、社会参加、生きがいなど、様々な目的で働く。センターは会員同士の交流の場にもなっている」と語る。「高齢者だからと言って動けないわけではない。体力に余裕があるのに、余生をのんびり過ごすのはもったいない。興味のある人は、身近なセンターに声を掛けてほしい」と、活動への参加を呼びかけた。