クリスマスの天気は穏やか!年末は荒天のおそれ【北海道の週間天気予報】2024年12月19日更新
北海道のあす12月20日(金)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・年末年始の天気傾向
・あすの札幌の朝昼晩の天気
再び雪強まる
19日は全道的に割合穏やな天気になりましたが、夜から日本海側で再び雪が強まります。
20日午前6時までの12時間に降る雪の量は、岩見沢や旭川周辺で5~10センチ、美唄周辺や暑寒別岳周辺、上川町や音威子府村周辺など多いところ20センチです。
岩見沢など大雪になっている地域では除雪作業中の事故に注意が必要です。車からも判別しやすい目立つ色の服を着て、落雪のおそれもあるので、なるべく複数の人で作業をしましょう。
詳しくは、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でご紹介しています。
20日の北海道の天気と気温
留萌の積雪は14センチで、平年の6割ほどです。ただ、19日夜から20日は風が強まり、ふぶく時間もあるでしょう。見通しの悪さにも注意して下さい。
20日の天気と気温です。
日中も道北や空知地方を中心に雪が降ります。最低気温は19日朝と同じくらいですが、日中は寒さが戻り、広く真冬日になりそうです。
20日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌や千歳は晴れ間が出ます。倶知安は雪が降りますが、軽い雪かきで済みそうです。函館や室蘭は天気の大きな崩れはないでしょう。
道北・空知です。
昼頃にかけてが雪や風のピークです。稚内など宗谷北部、富良野や滝川、美唄、岩見沢周辺、石狩の浜益から厚田方面では何度か雪かきが必要です。
道東・オホーツク海側です。
晴れますが、日中は真冬の寒さが戻ります。空気の乾燥にも注意して下さい。枝幸では昼頃まで雪の強まることがあるでしょう。
20日からの北海道の週間天気予報
週間予報で見ていきます。日本海側とオホーツク海側からです。
土曜日は晴れ間が出るでしょう。日曜はオホーツク海側で、月曜は札幌周辺で雪が強まりそうです。土日は朝晩の冷え込みも強まります。
つづいて、太平洋側です。
土曜日は雪の降る可能性は低くなりました。日曜は道南で雪が強まるおそれがあります。最新の情報をご確認ください。気温は平年並みか低めでしょう。
年末年始の天気傾向
ここで、気になる年末年始の見通しです。
19日に気象台から発表された1か月予報をもとに予想しました。
クリスマスは穏やかですが、年末年始は大雪と厳しい寒さに注意が必要です。特に年末28日(土)前後は荒れるおそれがあり、交通にも影響が出るかもしれません。
冬型の気圧配置の日が多いので、初日の出は太平洋側で見られる可能性が高いですよ。
雪が多くなるので、大掃除の際に、改めて非常食の賞味期限の確認、懐中電灯の電池の確認をしておきましょう。
冬の災害は寒さとの戦いでもあるので、防寒グッズも備えておきたいですね。
20日の札幌の朝昼晩の天気
20日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
割合穏やかですが、足元のツルツル路面に注意が必要ですね。
日中もマイナス気温です。地下鉄の出入り口やロードヒーティングの切れ目など特に気を付けて下さい。しっかり防寒対策もしましょう。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※19日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU