『ワイスピ』ヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソン、仲直りか
『ワイルド・スピード』で共演のヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンが、仲直りしたようだ。
『ワイスピ』シリーズで互いに強い存在感を放つ二人は『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011)で初共演を果たした後、価値観の違いをめぐって対立。SNSやメディアを通じて互いに敵意をむき出しにしてきた。この確執を反映するように、彼らが演じるドミニク・トレットとルーク・ホブスの共演場面は明らかに減少。一時は歩み寄るような展開もあったが、ジョンソンは「もう戻るつもりはない」との姿勢を貫いていた。
ところが2025年1月に行われた第82回ゴールデングローブ賞授賞式会場では、二人に意外な瞬間が訪れる。賞のプレゼンターを務めたディーゼルが、会場内にいたディーゼルに対し、「やぁドウェイン」と呼びかけたのだ。二人はぎごちない笑顔を浮かべ、空気が凍るような会場ではが漏れていた。
なんとこの後、ディーゼルは自身のSNSで“ザ・ロック”とのツーショット写真を投稿。そのキャプションには「すべては愛だ……常にな……」と添えられており、確執解消を示唆している。一方、フォロワー数3.9億人のジョンソンの方は、まだ本件に反応していない。
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この写真は今回のゴールデングローブ賞で撮影されたものではなく、過去作イベント時のものである。サングラス姿のカジュアルなディーゼルが、かしこまった出立のディーゼルの肩を抱いて招き入れるような構図からは、ディーゼルは自身の優位性をさりげなくアピールしているようにも感じられる。こんな穿った見方をしてしまうのも、これまで二人がお互いの些細な言葉尻を取り上げて非難するというバチバチの対立を続けてきたからだ。
『ワイスピ』シリーズは次回作でサーガ完結と見られており、ドムとホブスの再会が大きな見どころとなることは間違いない。実は最近、ディーゼルの方はジョンソンとの再共演を示唆するようになっており、2024年11月にも過去作での共演場面とともに「『ワイルド・スピード MEGA MAX』の脚本家が俺にこの画像を送ってきて、ドムとホブスがわだかまりを解消するのが見たいと言ってきた」としている。
これまでもディーゼルが歩み寄る一方でジョンソンが拒絶する展開が続いていたが、今回こそ本当に仲直りか。この度のディーゼルの投稿は、長年続いた不仲説にブレーキをかけたいものと見られるが……?