【堤防サビキ釣りとワカサギ釣りの共通点】5選 初心者向きの冬の釣りはワカサギで決まり!
冬の釣りといえば、寒さがネックになりがちですが、この季節でも楽しめる釣りものはあります。その筆頭が「ワカサギ釣り」。初心者でも楽しめる釣りの代表格「堤防サビキ釣り」との共通点も多く、手軽に釣りの楽しさを味わえるのが魅力です。
堤防サビキ釣りとワカサギ釣りの共通点
堤防サビキ釣りは、初心者からベテランまで幅広い層に愛される釣りです。特に初心者が釣りを始める際の定番ともいえ、アジやサバなどの美味しい魚が手軽に釣れる点が魅力です。しかし、冬場になると水温が下がり、沿岸に回遊魚が少なくなるため、サビキ釣りはオフシーズンとなります。
そこで、サビキ釣りユーザーやこの時期に釣りを始めたい方の釣りとしておすすめしたいのが「ワカサギ釣り」。実は、ワカサギ釣りには堤防サビキ釣りと共通する点も多く、気軽に挑戦しやすい釣りとして人気があります。
以下に、堤防サビキ釣りとワカサギ釣りの共通点を挙げつつ、ワカサギ釣りの魅力を紹介していきましょう。
釣り方が簡単
堤防サビキ釣りとワカサギ釣りの共通点は、どちらも仕掛けを水中に落とし、待つだけで魚が掛かるというシンプルさです。このため、初心者でもすぐに楽しめる釣りとして親しまれています。
しかし、ワカサギ釣りにはもう一つの楽しさが隠されています。それは、誘いのテクニックを駆使して攻略するゲーム性です。ワカサギが低活性の状況では、仕掛けを上下に動かしたり、振動を与えたりといった「誘い」が数釣りの鍵となります。釣り場の状況や魚の反応を見ながら、どのような誘いが効果的かを試行錯誤するのは、初心者からベテランまで楽しめるポイントです。
多点掛けが可能
堤防サビキ釣りとワカサギ釣りには、群れで行動する魚を狙うという共通点があります。どちらも回遊魚がターゲットのため、魚の群れが回ってくれば一度に複数匹が掛かる「多点掛け」の楽しさを味わえます。
特にワカサギ釣りでは、魚影の濃い釣り場であれば1,000匹を超える釣果が上がることも珍しくありません。これに加えて、ワカサギ釣りでは全長40cm~1m程度の短く軽い竿を使用するため、複数匹掛かったときの独特な引きを繊細に感じ取ることができるのも魅力です。
食べて美味しい魚
サビキ釣りで釣れるアジ、サバ、イワシは言わずと知れた美味しい魚で、刺身や焼き魚、フライなどさまざまな料理で楽しめますが、ワカサギも負けず劣らずの美味魚です。特に天ぷらや唐揚げにすると、その身のホクホク感と風味が絶品です。
さらに、ワカサギは内臓や鱗が小さく、包丁を使わずに簡単に処理できるのが魅力の一つです。釣ったあとに下処理の手間が少なく、初心者でも手軽に調理を楽しめるため、釣りの後も気軽に美味しいひとときを味わうことができます。
安全な釣り場
サビキ釣りは柵がある堤防や、海釣り公園などを利用すれば、小さな子供でも比較的安心して釣りを楽しむことができます。
一方、ワカサギ釣りは「氷上釣り」のイメージが強いですが、実際には管理された桟橋やドーム船といった設備の整った釣り場でも楽しむことができます。これらの施設ではスタッフがサポートしてくれる場合も多く、釣り初心者や家族連れでも安心してチャレンジ可能です。
仕掛けはサビキ仕掛けも使える
ワカサギ釣りの一般的なスタイルはエサを使った仕掛けですが、魚の活性が高い場合にはエサなしのサビキ仕掛けでも十分に釣果を上げることができます。サビキ仕掛けは、海釣りで使うものと構造が同じで、初心者にも扱いやすいアイテムです。この方法では、エサ付けの手間を省けるため、さらに手軽に釣りを楽しむことが可能です。
その他のワカサギ釣りの魅力
これまでの理由に加えて、ワカサギ釣りには初心者におすすめできる魅力がまだまだあります。独自の魅力をさらに掘り下げてみましょう。
暖かい中で釣りができる
冬の釣りは寒さが厳しいイメージがありますが、ワカサギ釣りではその心配がありません。暖房が効いたドーム船やドーム桟橋と呼ばれる設備を利用すれば、寒さを感じることなく快適な環境で釣りを楽しむことができます。また、氷上釣りの場合も、テントや小屋を使用すれば風や寒さを防げるため、初心者や子ども連れの家族でも安心して楽しめます。このような快適な環境は、他の釣りではなかなか味わえない魅力です。
レンタルタックルが充実
ワカサギ釣りのもう一つの魅力は、手ぶらでも楽しめること。堤防サビキ釣りでは一部の海釣り公園でしかレンタルタックルを利用できない場合が多いですが、ワカサギ釣りでは桟橋やドーム船を運営するボート屋で道具一式をレンタルできる施設が数多くあります。これなら、釣り初心者や道具を持っていない方でも気軽に始められます。
まとめ
ワカサギ釣りは初心者に優しい環境が整っており、寒い冬でも快適かつ安全に楽しめる釣りです。手軽さと多くの魚を釣る楽しさ、美味しい魚料理という魅力が詰まっており、堤防サビキ釣りに親しんでいる方にもぜひ挑戦してほしい釣りの一つです。
<TSURINEWS編集部>