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<氷河期世代の嘆き>非正規雇用、不況の波にのまれてきた人たち。格差がひどいけれど特になにが悲惨?

ママスタセレクト

みなさんのなかに就職氷河期世代の方はいるでしょうか。就職氷河期とは、バブル崩壊後の1990〜2000年代に就職活動を行った世代を指し、主に1970年代~1980年前半生まれの人々が該当するとされています。新卒採用の厳しさから、正規雇用に就けなかったり、給与が低かったりするなど、現在もその影響を引きずり、思うようなキャリアを築けていない人も少なくなかったようです。ママスタコミュニティにもあるママからこんな投稿が寄せられました。紹介します。

『就職氷河期世代の人たちって悲惨すぎない? 社会に出てから30年間ずっと不況。収入も低く、貯金もできないままインフレに突入。今さら雇用が改善しても、歳をとりすぎていて転職もできない』

投稿者さんも氷河期世代なのでしょうか。自身を取り巻く環境を「悲惨だ」と嘆いています。たしかに1970年代~1980年前半あたりに生まれた世代は、青年期にバブルを経験したものの、社会に出る頃にはすでに不況の波にのまれていました。この世代について、ママスタコミュニティのママたちはどう感じているのでしょうか。ママたちの声を紹介します。

格差に苦しむママたち

『そうだね。不景気になったにもかかわらず、団塊世代の雇用を守るために、団塊ジュニア世代は犠牲になったと感じる。それなのに、もらえる年金も団塊世代の方が多いし、まさに勝ち逃げ。格差がすごい』

『高卒だと学年で1人しか就職できなかったよ。専門や大卒でも厳しく就職しても専門外の職業に就いた。みんなバイトしてたよ』

『今の若い子たちからはバブル世代と混同して考えられて、やたらと当たられるよ……』

就職氷河期世代のママたちから続々と声が寄せられました。みなさん、就職先が見つけられず苦戦したとのコメントを寄せてくれています。とくに1960年代後半生まれのバブル世代との格差に言及する声が寄せられました。「若い子にはバブル世代と混同して考えられている」や「同期が少ないため、仕事量が多い」といった声も寄せられました。就職難だけでなく、職場環境や世代間の格差にも苦しめられてきたと感じる人も少なくないようですね。

子育て支援が今ほど充実していなかったし、セクハラも…

『運良く就職できても、今みたいに産休育休時短なんて制度があっても機能してない企業も多かったから退職する人も多かったし、今ほど妊娠出産や子育てに関する補助も充実していないし、一番貯金ができてこなかった世代じゃないかな』

『今ではあり得ないようなセクハラも、普通にあった。男性社員が後ろから”リラックスリラックス”とか言いながら肩揉みしたりとか、飲み会では太腿触られたりとか』

また就職難以外にも、「女性雇用の制度が未熟だったため、子育てに関する補助が今ほど充実していなかった」や「セクハラが当たり前のようになった」といった苦難もあったという声も寄せられました。待機児童問題が深刻化したのも、就職氷河期世代のママたちが子育て世代になった時期だったのでしょう。ママのなかにも保活で苦しんだ人もいるのではないでしょうか。その後「一億総活躍社会」の実現が掲げられ、ようやく政府主導で子育て支援が本格化しました。

「時代の谷間」を生き抜いてきた世代

『確かに厳しかったかな。私は、高卒で地元の信金に就職して社内恋愛で結婚。勝ち組ではないけど、田舎だし贅沢しなきゃ旦那の所得だけでも普通に生活できる程度の生活は送れている。同級生の頭の良かった四大卒の子は私より就職が厳しくて、非正規雇用やデパ地下でお惣菜売ってたり、本当に大変そうだった。でも資格を取ったり、上手くステップアップしてる子もいる』

『いつまでも就職氷河期世代を言い訳にしている方が悲惨だよ。普通にしていれば就職先はあったし、無くても手に職付けに進学した人もたくさんいる』

『民間企業の募集は全くなかったけど、公務員は普通に一定数とってたんじゃないかな? まわりは公務員になる人が多かった。学歴だけじゃなくて、要領の良さやコミュ力や先見の明など、いろいろ試される世代なのかもね』

また、今も氷河期世代を言い訳にしていることへの疑問の声も寄せられました。就職に限らずなにかを言い訳にしていると、自助努力が足りなかったのではないかと見られてしまうこともありますよね。厳しい指摘ではありますが、こうした見方があることも念頭に置いておいたほうがよいかもしれません。

就職氷河期世代の人々は、時代の影響を大きく受けながらも、それぞれの道を模索し続けています。みなさんは、自身の世代をどのように感じていますか?


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