Yahoo! JAPAN

【西脇】「枯れ木に花」オープン!“高級卵”を使った卵かけご飯とスイーツで至福の時間を過ごして♪

兵庫県はりまエリアの地域情報サイト TANOSU

【西脇】「枯れ木に花」オープン!“高級卵”を使った卵かけご飯とスイーツで至福の時間を過ごして♪

大阪で人気を博した卵かけご飯専門店「枯れ木に花(かれきにはな)」が2024年9月6日、店主の生まれ故郷である西脇市に移転オープン。土壌作りから飼料選びまで、一羽一羽とまっすぐに向き合い飼育したニワトリが産んだ、一個数百円もするような高級卵を使った卵かけご飯を提供しています。移転後は新たにスイーツもメニューに加わり、ますます魅力が増した同店。たまにはいつもより早起きをして、“高級卵かけご飯”から一日をスタートしてみませんか?

・高級卵かけご飯専門店&カフェ「枯れ木に花(かれきにはな)」

ここ西脇市は、播州織の生産地で知られる“織物のまち”。200年にわたって日本の繊維業の発展に貢献してきた証として、今もまちの至るところに繊維工場が残っています。
日本列島の中心となる人気観光スポット「日本へそ公園」から車で西へ約2分の場所に、カフェ「枯れ木に花(かれきにはな)」がオープン。大阪府福島区で人気を博した高級卵かけご飯専門店が、2024年9月6日にこの地で再スタートを切りました。

10数年前にアパレル業界に入り、大阪でさまざまなプロダクトに携わっていたという店主。何か別のことをやってみたいという思いを、経営コンサルタントを行う元アパレル仲間に相談したところ、飲食店の話が進んだそう。アパレル業界で培ったスキルと持ち前のセンスを生かし、おもしろそうと思いついたのが「コーヒー×卵かけご飯」。質はもちろん、演出にもこだわり抜いた一杯1,000円以上の“高級卵かけご飯”は、テレビなどでたちまち話題を集めました。
移転を機に、店名を「zawa 珈琲とたまごかけごはん」から「枯れ木に花」に改名し、心機一転。「衰えたものが再び栄えること」のたとえとして使われるこの言葉を店名に掲げたのは、「なくなりつつある地場産業・播州織を、今もなお織り機の音が鳴り響く父の工場と共に大切に残し続け、再び故郷に花が咲きますように」という思いが込められているそうです。

実家である工場の内装をほぼすべて自身でリノベーションしたというから驚き。むき出しのアスファルトの床と鉄骨の無骨さを残した店内は、どこかノスタルジー。旅先で出合った古材を使って自ら作った家具やアンティーク雑貨に、白い塗り壁や現代のプロダクトを組み合わせた“新旧の調和”によって、見事に非日常的な空間に仕立て上げられています。
天井が高く開放感のある店内には、それぞれ趣が異なるテーブル席やカウンター席がスタンバイ。どの席も間隔が広めにとられていて、ゆったりと気兼ねなく過ごせます。

「安くて使い勝手の良い大量生産品が行き交う時代だからこそ、手仕事を感じるものを選び、日々の暮らしを豊かにしてほしい」と話す店主。ここではそれらを“非日常品”と呼び、併設のギャラリーで展示販売しています。
自ら全国各地を駆け回り、ギャラリーや個展で実際に触れて惹かれたものだけをピックアップ。現在は、高知県にアトリエを構える台湾人作家「Yen erh Chuang」や、大阪泉州の土を使った陶器を手がける「阪本健」など、5人の作品が並んでいます。今後は、播州織の生地を使ったプロダクトも考えているそうなので乞うご期待!

・“一杯の卵かけご飯”に込められた熱い思い

同店の看板商品となる卵かけご飯の主役は、無論「卵」。一言で卵と言っても多種多様で、ここでは、土壌作りから飼料選び、飼育方法などを考慮して全国から数種類をセレクト。ストレスが少ない環境で育てられた鶏が産んだ「平飼い卵」を主に取り扱っています。なるべく飼育環境を自分の目で確かめに行くのも、店主のモットーです。
中には一個300円以上もするという高級卵を、「より多くの人に食べてもらい、国内の養鶏場が抱えている問題を知ってほしい」。一途な思いで、かけがえのない一個の卵にどれだけ付加価値を付けるかと演出を考え抜いた結果が、この木箱でした。テーブルに運ばれてきた謎の木箱からは、目に留まるほどに美しい卵かけご飯が登場。中身がなにか分からないというドキドキ感が、お客さんにとってはたまりません。

『たまごかけごはん(茜)』1,200円 + 『ぽたたま(メレンゲ)』250円
『たまごかけごはん』の提供は朝の9:00から。当日の卵が無くなり次第終了するので公式HPの予約専用ページから事前予約がおすすめです。
2024年11月現在、6種類ほどの卵を取り扱っています。トッピングは『ぽたたま(メレンゲ)』のほか、かつお節・まぐろ節・鶏節の3種(300円)と『有明産 穴あけ海苔』(200円)がスタンバイ。卵を1種に絞り切れないという人にうれしい『2種たまごかけごはん』(1,800円)も見逃さないで。

取材日は、見た目も味もインパクトが強い栃木県産の卵「茜」をチョイス。天然の発酵菌を生かしたふかふかの土壌の上で砂浴びさせながら育てた、純国産の希少種「もみじ」が産んだ卵です。夕日のようにまぶしく色鮮やかな褐色は、魚粉、海洋微生物、国産有機エゴマなどを調合したこだわりのエサと、良質な地下水を摂取しているから。
うま味やコクを凝縮した濃厚な味わいを持つ黄身とはうってかわって、白身は驚くほどあっさりとしていて、味のメリハリがあるのもこの卵の特徴です。特に、白身をきめ細かく泡立てた『ぽたたま(メレンゲ)』で味わうと、ことさらに引き立って感じられます。

・オプションや卓上の調味料で自分好みにアレンジも

『たまごかけごはん(茜)』1,200円 + 『ぽたたま(メレンゲ)』250円 + 『有明産 穴あけ海苔』200円
卵本来の味をシンプルに味わうもよし、自分好みにカスタマイズしてみるもよし。オプションを追加することで何倍も楽しみが広がります。
中でも『有明産 穴あけ海苔』をプラスするのが店主のイチオシ!約縦21cm×横18cmの大判の焼き海苔一枚に、「白しょう油」に漬けたワサビが付いています。

山ワサビを使い、特有の辛みが少なく爽やかな風味がキリリと際立つしょう油漬け。まずは卵の上にちょこんとのせて、香りのハーモニーを楽しんでみて♪卵がなくなってきた頃合いに、ご飯と一緒にシンプルに味わうのもGOOD。
丹波篠山から取り寄せた店主セレクトの「あおやま米」は、甘みや粘りなどのトータルバランスが良く、米一粒一粒がポテンシャルを発揮します。

焼き海苔は4等分に切り分けて、手巻き風にするのが“枯れ木に花流”です。海苔の風味だけでも十分に楽しめるところですが、さらに「平釜塩」をぱらりとかけるのが通な食べ方。ほかにも、卓上に用意された「太白ごま油」や「塩昆布」などの引き立て役をお好みで組み合わせてみて。

普段、卵かけご飯には出汁しょう油をかけるという人が多いのでは?同店では「いりざけ」「透明しょう油」「かつおとサバ節の出汁しょう油」「牡蠣しょう油」「太白ごま油」の5つの調味料を用意しています。
素材自体に臭みがなく、それぞれに特徴のある味わいを持つこだわりの卵だからこそ、日本酒に梅干しやかつお節、昆布などを加えて煮詰めた古来のしょう油の代替品「いりざけ」や、日本酒に似た香りを持つ「透明しょう油」といった、あっさりとした味わいの調味料が好相性。シンプルにして究極の楽しみ方を見つけてみて♪

・高級卵を使った自家製スイーツ

『本日のプリン』700円
こだわりあふれる卵を、スイーツで味わうのも良きかな。『本日のプリン』をはじめ、バニラアイスクリームやバスクチーズケーキなど、卵を使った5種類のスイーツが常時スタンバイしています。

王道のプリンは、固めに見えるけれど口当たりは驚くほど滑らかなクラシックタイプ。すべては卵の風味を最大限に引き出すため、砂糖一つとっても何度も試作を重ねて選び抜いたそう。後味がスッと切れる砂糖を使っているため、しっかりとした甘さの後に卵の力強い風味が残るのが魅力です。

『焼き菓子 枯れ木に花』400円
お店の名前を掲げた『焼き菓子 枯れ木に花』は、アメリカ発祥のお菓子「ブロンディ」をベースにしたオリジナルスイーツ。北海道産小麦とバター、2種類の砂糖を使った生地に、ナッツとドライフルーツとチョコチップを加えた見た目以上に贅沢な一品です。外はカリッと、中はしっとりとした食感がやみつきになります。

『珈琲 自家製ブレンド(ホット)』500円
焙煎からブレンド、ハンドドリップまで独学で知識と技術を身に付けた店主が淹(い)れる、自慢のコーヒーもぜひ味わってみて。「これ!」といった型を作らず、季節をなんとなく意識しながらブレンドしているというこだわりの一杯は、その時季に体が欲しているようなテイストがコーヒーで再現されています。
ネルドリップを使って一杯ごとに丁寧に抽出するのがおいしさの秘訣。秋の終わりの月替わりは、少しずつ寒さが増してきた今飲みたくなるような、こっくりとした厚みのある味わいを用意。イエメン・グアテマラ・ペルー・コロンビアの4種の豆を、生豆の状態でそれぞれ一度湯煎し洗いにかけてから手回し焙煎機で焼き、後からブレンドする“アフターミックス”を採用し、豆の個性を生かしています。

『自家製ジンジャーエール』500円
ジンジャーエールは、数種類のスパイスをブレンドした香り高い一杯。ツンとしたショウガの辛みをハチミツの濃厚な甘さでやわらかく仕上げた、調和のとれた飲みやすい味わいが魅力です。コーヒーと同じく、こちらも季節によって配合を変えているそう。冬は自家製ジンジャーシロップを使った『ホットはちみつジンジャー』(500円)もおすすめです。
「一杯の卵かけご飯」に、自ら養鶏場に足を運んで得た知識や、そこで紡がれているストーリーを込め、味わいだけじゃない深い魅力まで届ける「枯れ木に花」。播州織り職人たちの魂がこもった場所で味わう一杯が、きっと日常の中で忘れていた大切な“なにか”を教えてくれるはずです。シンプルにして究極の卵かけご飯を求めて、西脇に足を運んでみませんか?

■詳細情報

■DATA

枯れ木に花(かれきにはな)

所在地

兵庫県西脇市大垣内172-2

営業時間

カフェ・物販/9:00~16:00
卵かけご飯/9:00~無くなり次第終了 (予約は9:00~or11:00)

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. ユニバーサル・スタジオ・ジャパン新メニューを5歳息子と食べてみた!【もちママ体験まんが】

    ママスタセレクト
  2. 泉大津でのアジング釣行で2尾【大阪】アシストフックつけたジグヘッドリグの効果は?

    TSURINEWS
  3. 「堤防イシガキダイ釣りシーズン到来!」1.5kg級筆頭にキロ超え本命3尾手中【熊本・天草】

    TSURINEWS
  4. 吉川晃司の「おとなジャケェノウ学習帳」爆誕 「男の生き様」が学べる

    おたくま経済新聞
  5. 【卵とひき肉があったら絶対に作るべし】味付けはまさかのアレ!?ご飯が進む簡単アレンジレシピ

    BuzzFeed Japan
  6. United Aircraftのタンデムローター式ヘリ型ドローン「T1200」は最大650kgを空輸可能。高速飛行と安全性を実現

    DRONE
  7. なんで深海魚は海底にいてつぶれないの?

    TBSラジオ
  8. ユニット折り紙の女王、布施知子の世界(読者レポート)

    アイエム[インターネットミュージアム]
  9. 12/5~2025/1/13(祝) 『出張カキ小屋 牡蠣奉行』「アリオ上田」に年末年始・期間限定オープン!東北のカキを海鮮BBQで満喫!カキフライ・牡蠣ご飯も@長野県上田市

    Web-Komachi
  10. 初詣には絢爛豪華な神殿の「天神・深志神社」へ!結婚式・安産祈願・お宮参りも人気!全国でも珍しいご朱印が2025年より限定登場@長野県松本市

    Web-Komachi