聴覚障害者と地域で交流 藤沢東RCが企画
藤沢東ロータリークラブ(石川麻央会長)が主催する聴覚障害者と交流するイベントが先月27日、藤嶺学園藤沢中学校で開催された。聴覚障害者や地域住民、同校の生徒などおよそ80人が参加した。
当日はデフリンピック自転車女子マウンテンバイク代表選手の早瀬久美さんの講演やデフスポーツ・手話の体験が行われたほか、同校茶道部が参加者を「おもてなし」。茶道の作法などを手話通訳や書で説明しながら茶をふるまった。
茶道を体験した県聴覚障害者連盟の河原雅浩理事長は「とても落ち着いた雰囲気で、生徒たちの作法も素晴らしかった。また手話通訳があったおかげで作法の詳細もわかり、お茶もおいしく感じられた」と述べた。
石川会長は「デフリンピックも控える今、地域一緒になって手話が言語であることなど聴覚障害の理解を深めるきっかけになってくれれば」と話した。