御在所岳山上で校歌をうたう、四日市市立神前小学校の5年生
三重県菰野町の御在所岳山上で3月10日、四日市市立神前小学校の5年生が校歌をうたった。歌詞の中でロープウェーのゴンドラの姿がうたわれている縁で、御在所ロープウェイが開通50周年のころから毎年、春から新6年生に進級する5年生を招待している。青空と日差しにも恵まれ、自然を感じながらの校歌斉唱になった。
御在所ロープウエイによると、児童49人が山上のソリゲレンデ付近の雪の上に立って、元気いっぱいに歌った。4番の歌詞に「夢のゴンドラ 陽をあびて 世界で一の ロープが走る」とうたわれているという。山上への招待は2007年から続いているという。
小学校から見える御在所岳だが、初めて山上に上ったという児童も多かったようで、「実際に来たら大きな山で迫力があった。こんなに雪があるなんて」といった感想も聞かれたという。
校歌のあとはソリ遊びも楽しみ、山上のレストランでカレーライスを食べた。神前小学校では地域の人とのコミュニティスクール活動で米づくりをしており、もみの段階から勉強して、田植え、稲刈りを経て販売もしている。子どもたちが自分の力でつくったお金を使う学習的な意味が込められている。
子どもたちからは御在所ロープウエイのゴンドラを描いた絵が贈られ、作品は4月6日まで、ふもとの駅舎内通路で展示されるという。(記事中の写真は御在所ロープウエイ提供)
子どもたちが描いたゴンドラの絵