全国中学生少林寺拳法 男子団体でダブル入賞
第19回全国中学生少林寺拳法大会(8月2〜3日、宮崎県都城市)の男子団体演武で、2チーム出場した赤穂スポーツ少年団が2位と4位になり、うれしいダブル入賞を果たした。
昨年の全中7位のメンバーが全員残ったBチームは予選でトップの点数をマークしながら、これまで指摘されたことがなかった部分を「構成違反」と指摘されて10点の減点。その組の5番目で辛うじて決勝に残った。1、2年生のみで編成したAチームは伸び伸びとした演武で別組の3位となり、こちらも決勝へ進んだ。
決勝では、Bチームは違反を取られた箇所を修正して臨み、6人が息の合った動きを披露。指導する島田洋平さん(49)が「今できる最高の演武をやり切った」と称えた一本で見事に2位になった。さらに決勝12チーム中最後に登場したAチームも「大会の中で大きく成長した」(島田さん)という演武を見せて4位に食い込み、会場に「赤穂旋風」を巻き起こした。
3年連続で全中大会に出場した主将の田口煌輝(おうき)君(赤穂3年)は「普段の練習で取り組んできたことがしっかり出せた。優勝できなかった悔しさはあるけれど、それは後輩に頑張ってほしい」と託した。Aチームで出場した小林龍河君(赤穂西2年)は「先輩方の思いを引き継いで全国1位を目指していきたい」とバトンを受け取った。
入賞メンバーは次のみなさん。
▽Bチーム(兵庫県1位、全国2位)=田口煌輝(赤穂3)竹原陸空(赤穂西3)石井哉仁(吉永3)島田潤平(赤穂西2)田口煌晴(赤穂2)安部護(赤穂西2)
▽Aチーム(兵庫県2位、全国4位)=小林龍河(赤穂西2)熊倉唯仁(赤穂西2)木下福人(赤穂2)長棟大輝(赤穂西2)竹原倭空(赤穂西1)立山陽翔(赤穂西1)石井智久(清秀1)山中智仁(赤穂西1)中坊実月(赤穂西1)