黄と青のコントラストが美しい 富山・立山連峰の「多分もう撮れない組み合わせ」に6.6万人感動
2024年12月2日、次のような写真がXに投稿され、いま話題となっている。
イチョウ並木の彼方に、白い雪をいただく峰々が連なって見える。山の上には、巨大な笠雲が出現している。
なんともダイナミックな構図だ。よほどの偶然が重ならければこんな光景はめったに見られるものではなかろう。
撮影者・Takafumi Nishida(@_taka23__)さんが「多分もう撮れない組み合わせ」というコメントを添えた投稿には、6万6000件を超える「いいね」(12月5日時点)の他、こんな声が寄せられている。
「いや、これは凄い」 「素晴らしいですね」 「癒やされます」 「立山の笠雲は珍しい。 独立峰でしかできないと思っていた」 「紅葉の木々と雪景色の立山連峰素晴らしいコントラストです」 「え、、日本なのかここ」 「スイスかと思った」 「綺麗ですね。雲と山と並木。で、信号も黄色」
撮影地は富山県。白くそびえる山々は、立山連峰のようだ。Jタウンネット記者は、投稿者「Takafumi Nishida」さんに詳しい話を聞いた。
一期一会の自然美
Takafumi Nishidaさんは、北陸中心に撮影を続ける写真家だ。
話題の写真の撮影日は、2023年の11月26日、14時頃だったという。場所は、「分かる人は分かる場所なんですけど、市名は伏せときます」と語る。
「この日は立山連峰が本当に綺麗で、カメラマン的にはいわば『当たり日』でした。 いつものようにいろんなスポットで撮影していましたら、剱岳付近に珍しい笠雲がかかっていまして、それだけでも格好良かったんですが、もっと格好良い構図で撮れないかと、頭の中フルスロットルした結果、今いる場所から1時間かけてこちらに向かいました(その移動中も、笠雲消えるなと祈りながら笑)」 「こんな絶景なのに、周りに誰もいなかったのもあり、自分だけこのシーンを独占できた気持ちよさをずっと味わってました笑 (ちなみに、車道の真ん中とかではなく、安全なエリアから撮ってます)」(Takafumi Nishidaさん)
この写真のように、「いろんな条件や奇跡が重なって二度と撮れないかも? これを超えられないかも?」なシーンが、好きだというTakafumi Nishidaさん。「一期一会で撮るからこその美しさにこだわっている」と語る。
それにしても、富山の自然美は格別だ。
あなたも一期一会の風景を探す旅に出かけてみてはいかが。