クリス・エヴァンス、ペドロ・パスカル、ダコタ・ジョンソン共演『マテリアリスツ』米予告編 ─ 『パスト ライブス/再会』監督が描く新たな三角関係
ダコタ・ジョンソン、クリス・エヴァンス、ペドロ・パスカル共演、『パスト ライブス/再会』(2023)セリーヌ・ソン監督によるA24製作の恋愛映画『マテリアリスツ(原題:Materialists)』より予告編が公開された。
本作はニューヨークを舞台としたロマンティック・コメディ。実力も野心も十分なマッチメーカー(=結婚仲介人)の女性ルーシー(ジョンソン)は、裕福で理想的な男性ランディ(パスカル)と出会うが、貧乏な俳優兼ウェイターの元恋人ジョン(エヴァンス)と再会し──。
「独身ですか? マッチメーカーなんです、出会いたかったら連絡して」。ルーシーのもとには、それぞれにこだわりのある男女がやってくる。「BMIは20以下で」「猫が好きな人はイヤ」「そろそろ落ち着きたくて」。
ルーシーの仕事は、彼・彼女らに将来の“最愛の人”を紹介することだ。「細身で高身長、年収50万ドル以上の人が希望なら、その人を見つけるの」。
そんな折、ルーシーはパーティーの場でランディと出会う。偶然にも、その場でウェイターとして働いていたのは元恋人のジョンだった。「ここで会えるとは思わなかった、僕の顔も忘れたかなって」。
もっとも、ルーシーはランディとの距離を縮めていった。ルーシーにとって、彼は「ユニコーンみたい。ありえない、ファンタジーみたいな」存在なのだ。自信にあふれ、スマートで、1,200万ドルの家に住んでいる。
ジョンは「彼とは結婚しないんだろ?」と尋ねる。あまりにもジョンとは違いすぎる生き物だからだ。しかし、ジョンはルーシーに未練があるらしい。「君の顔を見ると、年を取った姿も、君そっくりの子どもたちも想像できる」と語りかけた。「僕たちはどうする?」。
監督・脚本のセリーヌ・ソンは、前作『パスト ライブス/再会』で数々の映画賞を受賞。男女の三角関係と微細な心理を描いた筆力・演出力が、本作でもいかんなく発揮されることになるだろう。
ルーシーは言う。「私はこの仕事に向いていないのかも。愛を約束する仕事なのに、どこか信じられなくて」。ジョンが「なぜみんな結婚するんだろう」と問うと、ルーシーは答える。「みんな寂しいから。みんな、希望を抱いているから」。
共演は「メディア王〜華麗なる一族」(2018-2023)のゾーイ・ウィンターズ、『ダーク・アンド・ウィケッド』(2020)のマリン・アイアランド、『けものがいる』(2023、日2025)のダーシャ・ネクラソワ、「ギルデッド・エイジ ニューヨーク黄金時代」(2022-)のルイーサ・ジェイコブソン、そしてスティーブン・スピルバーグ監督の息子であるソーヤー・スピルバーグ。
映画『マテリアリスツ(原題:Materialists)』は2025年6月13日に米国公開予定。日本配給はハピネットファントム・スタジオ。