夏に欠かせない「ステンレス水筒」の寿命が縮む。劣化につながる“NG習慣3つ”
毎日のように使うステンレス水筒は、子どもの学校用やお出かけなどのときに持ち歩く、“マイボトル”として欠かせないアイテムですよね。でも便利な反面、扱い方を間違えると雑菌の繁殖や劣化を早めてしまうことも……。そこで今回は、ステンレス水筒を長く清潔に使うために避けるべき、3つの「NG行為」をご紹介します。
【画像】絶対やめて!「ステンレス水筒」の劣化につながるNG習慣【写真で見る】
NGその1.水筒の中身を入れっぱなしにする
使い終わったステンレス水筒を、「あとで洗おう」と一旦テーブルやキッチンに置いておく……。この"すぐ洗わない”習慣がついている方は少なくないはずです。
しかし、中身を長時間入れっぱなしにした水筒は、菌が繁殖して中身が腐るおそれがあります。雑菌が繁殖すれば、水筒内に汚れや臭いが残る場合も。
ステンレス水筒を長く愛用するには、飲み終わったらすぐに中身を捨て、できるだけ早く洗う習慣が大切です。使った水筒を置きっぱなしにしないクセをつけると、水筒の寿命はのばせます。
NGその2.洗った後に乾かさない
「洗ったし大丈夫」と、すぐにフタをしてしまっていませんか? 水筒の中は湿気がこもりやすいため、しっかり乾かさないとカビや嫌な臭いの原因になります。
洗った後はしっかり水気を切って、フタと本体を分けて自然乾燥させるまでが正しいお手入れです。間口の広い水筒なら、フタをせずに数時間置いておくと乾きます。
口の細い水筒は乾きにくいので、キッチンペーパーで内側を軽く拭き取るのもおすすめです。
NGその3.底に貼ってある「保護シール」を剥がす
ステンレス水筒の底に貼られている小さなシール。じつはこのシール、製品によっては真空層の密閉部分を保護する役割を果たしていることがあります。
万が一剥がしてしまうと、内部の真空構造に影響が出てしまい、保冷・保温性能が落ちる可能性も……。また、シールに書かれている製品情報は、ゴムパッキンなどのパーツを買い替えるときに必要となる重要なもの。見た目が気になるからといって、安易に剥がすのは絶対に避けましょう。
ステンレス水筒の使い方を見直そう
ステンレス水筒は毎日使うものだからこそ、正しい使い方がとても大切。中身を入れっぱなしにする、乾かさずにフタをする、保護シールを剥がす……。どれもついやってしまいがちなNG行動です。
いつもの行動をほんの少し気をつけるだけで、ステンレス水筒を長く愛用できます。今日から使い方を見直してみませんか?
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア