「わが子よ…!」聞こえてくる!ママたちの禁断の叫び
●7月18日は「ホタテの日」
ホタテの「ホ」の字を分解すると「十」と「八」になることから、青森県漁業協同組合連合会とむつ湾漁業振興会が制定しました。ホタテはとても栄養価が高く、目や脳の発達を助け、コレステロールを減らして血圧を下げる働きをするタウリンも豊富に含まれています。
ちなみにホタテには、目があり貝柱を囲んでいるヒモの部分に数十個もついているとか! それを知ると、ちょっと食べるのが怖くなりました。
口に出しては言えないけれど、ママは言いたいのです!
ホタテなどの貝類は、口をギュと閉じて火を通さないと簡単に口を開いてくれません。人間も、言ってはいけないことがあればギュと口を閉じなければいけませんよね。でも、声を大にして言いたい!ことってあります。特に、子どもを叱るとき、傷つけてはいけないと言いたいことをグッとがまんすることが多々あります。
口コミサイト『ウィメンズパーク』のママたちに日頃のうっぷんを叫んでもらいました。
「次男! 他力本願すぎー! 『できないー。やってー。○○持ってきてー』。他人に頼むより自分でやった方が早いと考える長男・三男とは真逆。どうしてだ!」
「息子よ! 諦めるのが早すぎ! 『もう無理ー』なんて簡単に言うな! 失敗したって、いいんだ。また、挑戦すればいいじゃないか! まだ小2、人生は始まったばかりだ! これからたくさん困難が待ち構えているんだ。逃げるんじゃない!」
無理をしてほしくない反面、諦めが早いわが子の姿についイライラしちゃうんですよね…。
「勉強しろ~! いつまでスマホいじってるんだ。一応、受験生でしょ!」
これは、受験生ママあるある。黙っていられなくて実際に声に出して言っちゃいます。
「一人暮らしの娘よ。忙しいのは分かるけど、せめてLINEくらい読まんかーい! 母から送った荷物が届いたら連絡せんかい! まぁ、あと1週間くらいしたら『仕送り求む』とLINEの返信が来るんだろうけど…」
既読スルーは思春期の娘や息子あるある。せめて生きてるかの生存確認のために、返信はなくとも既読はして欲しいところです。
「息子達よ! 服は脱ぎっぱなし、弁当箱も出さない、機嫌が悪いと突っかかってケンカ売ってくる、むすっと黙ってシカトする、『はいはいはい』と面倒くさそうな返事ばっかり。思春期の反抗期なのは分かるが、母ちゃんも更年期なんだぞ!」
思春期vs更年期の戦い…!この勝敗は、その微妙なお年頃をどちらが早く抜け出せるかにかかっています。
まだ就学前の子どもだから上手にできなくて当たり前。気分にムラがあるのは当たり前。やりたいことを優先するのは当たり前。わかっちゃいるけど…。
「もう2歳半だよね? いい加減、自分で食べろー! 食卓にトミカ並べて『あーん』じゃないぞ! いつまでも片付かない!」
「寝る時にドデカイぬいぐるみを持ってくるな! 母の寝るスペースがない!」
「娘よ! 何でもかんでもピンクを選ぶな! 母のファッションセンスが疑われる~!」
「なんで毎日、園庭に咲いているお花ひとつひとつに挨拶しないといけないんだ! 心優しいのはいいことだけど、ママは正直、面倒くさいわ!」
「娘(生後1ヶ月)よ! ママのおっぱいをくわえたまま、あちこちに首をふるのは痛いから止めて~! 乳首が伸びる~」
ママたちの悲痛な叫びは聞こえるものの、なんだかんだ言っても、結局は…
「食事の時間、いっせいに母ちゃんにしゃべりかけるのもやめてくれー! 母ちゃんは聖徳太子ではないんじゃー! ゆっくり食べたいんじゃ~! まっ、そこがめっちゃかわいいんですけどね」
「5歳の息子よぉー! 顔をママにスリスリしたいからなのか、結果、頭突きは辞めてください。ママの大切な差し歯が折れるだろーー!寝ているママにダイブも辞めてください。20kgは殺人行為です。でも、ちょっと幸せです」
「高校生の息子よ。好きだーーっ!全力で『きも!』とか言われそうだから面と向かって言わないがギュッして叫びたいのだーっ! その可愛いげのないとこも、卑屈なとこも、取り立ててすごいところがないとこも、部屋にこもって手伝いをしないとこも、好きなんだよぉ!」
腹が立つことは多いけれど、何があっても親の愛は永遠なのです。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
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