厚木王子高校 県部活表彰でグランプリ 開校初年度で6部門受賞
優れた成果や実績を上げた部活動を称える「かながわ部活ドリーム大賞」(県教育委員会主催)で、厚木王子高校が6部門の表彰を受け、グランプリを受賞した。同校は統合前の厚木商業高校で準グランプリを受賞しており、厚木王子高校としては開校初年度での受賞となった。
「かながわ部活ドリーム大賞」は、自主的で自発的な部活動を通じた人づくりを目指す「かながわ部活ドリームプラン21」の一環。部活動への参加促進や競技力・表現力の向上、活発な活動実践や地域連携に貢献した学校や団体、個人を、県教育委員会が表彰しているもの。18回目を迎えた今年度は、県内から119件の推薦があり、合計68件が受賞した。
外部指導者なども表彰
同校は運動部、文化部ともに大会での活躍や地域との連携など積極的な活動方針が評価された。
団体の部では、「スポーツ賞」でソフトボール部と弓道部、「アクティブ賞」でマーケティング部と人形浄瑠璃部が受賞。個人の部では、「メンバーシップ賞」でソフトボール部の船越心結さん、「キャプテン賞」に簿記部の平山隼さんが選ばれた。他にも、硬式野球部で外部指導を担う平田哲男さんに「インストラクター賞」、華道部の活動に協力する地元生花店の斑目茂美さんに「サポーター賞」が贈られた。
厚木王子高校は厚木東高校と厚木商業高校が統合し、昨年4月に開校。昨年度には前身となる厚木商業高校で準グランプリを受賞している。
開校初年度でのグランプリ受賞を受け、宗方泰司校長は「非常にうれしく、光栄なこと。学校学習と部活動の両立を重視し、生徒一人一人がそれぞれの才能を伸ばし、活躍できる学校を目指してきた。今後も部活動のサポートには力を入れていきたい」と喜びを語った。