あの「道具」で身を守る! ナルス北城店で防犯訓練
今週末リニューアルオープンする上越市のナルス北城店で、18日(水)刃物を持った不審な男が暴れていることを想定した防犯訓練が行われ、従業員が対応の手順を確認しました。 犯人を取り押さえるために使われたのはどこのスーパーにも必ずある「あの道具」です。
訓練はナルス北城店が今週末21日(土)にリニューアルオープンするのに合わせて行われました。店内で刃物を持った不審な男が暴れている想定で、従業員およそ30人が参加しました。
男は刃物を持って大きな声をあげます。 従業員は客を安全な場所に誘導したあと、警察に通報します。警察が到着するまでの間、従業員は買い物用のカゴを使って身を守ります。カゴを体の前に構えることで、刃物を防ぐことができます。
ナルス北城店 丸山 寛 店長
「大勢の人が来る。何かあった時にお客さんを守れるよう訓練を重ねていきたい」
上越警察署 生活安全課 本多 和利 課長
「ことし6月には市内の商業施設の駐車場で女性が刃物で脅されながらわいせつ行為をされる事件が発生。たくさんの人が訪れるスーパーマーケットにとって実際に起こりうる想定で訓練が行われたのは非常に有意義」
ナルスを運営するアクシアルリテイリンググループでは、去年、県内の商業施設で少年が刃物を振り回した事件が起きたことを受け、それぞれの店で訓練を定期的に行っています。訓練では女性従業員でも軽くて使いやすいカゴで身を守る方法を確認しています。体の正面で構えることや、つかまれた場合は振り払うのではなく縦にすることなどが説明されました。
この日は特殊詐欺を防ぐため、電話をしながらATM操作をする人へ声をかける訓練も行われました。