「搾乳できます」授乳室にマーク設置 名張市
三重県名張市は、出産した女性が自ら母乳を搾る「搾乳」ができることを示すマークを市役所の授乳室に設置した。市は今後、市内の他の公共施設にある授乳室にも設置を進める。
出産した女性の中には「赤ちゃんが入院している」「出産後に仕事で長時間外出する」などさまざまな理由から、搾乳を必要とする場合がある。搾乳をしないと痛みを感じたり、乳腺炎になったりすることもあるが、子どもを連れずに1人で授乳室に入ることに、ためらいを感じる人もいるという。
設置したマークは、搾乳器のイラストに「搾乳できます」の文字を添えたもので、神奈川県が配布しているデザイン。市福祉子ども部健康・子ども担当部長の山﨑美穂さんは「体が一番なので、授乳室を遠慮せず使ってほしい」と話した。