スーファミ、CDプレイヤー、PHS……「40代の通ってきたデバイス」に共感
昭和に幼少期を過ごし、平成に学生から社会人へ、そして令和に40代になった大人たちであれば、おそらくほとんどの方が「自分のことかな?」と共感するであろう4枚のイラストが、Xで注目を集めています。
それは、音楽やゲーム機、通信機器の時代ごとの変遷を描いたもの。添えられた一言コメントには、思わず首を大きく縦に振ること間違いなし。
このイラストを投稿したのは、漫画家兼Vtuberとして活動する矢野トシノリさん。
例えば、ゲーム機で言うと矢野さんが初めて出会ったのは「ファミコン」で、「ドラクエ3から始めた」とあります。その後「スーパーファミコン」は「すごいやった」、「セガサターン(白)」は「スパロボFで苦しんだ」……といった具合で紹介。この時点で矢野さんと同じ思い出を持っている方も、きっと少なくないことでしょう。
通信機器では、「黒電話」が「小学生くらい」で「おばあちゃんちにあった」、プッシュ式の「家電(いえでん)」は「中学生くらい」で「○○ちゃんいますか?が緊張した(子機もあった)」、そして「高校一年生」でポケベルが登場し「公衆電話に行列」ができる……など。筆者も矢野さんとほぼ同世代ですが、これには共感以外の言葉が見当たりません。
矢野さんはこうした投稿を4月末から始め、今回「#軽い気持ちで描いたら思った以上に反響があった絵」のハッシュタグと共に、まとめて再掲した形です。中でも特に「40代の通ってきた据え置きゲーム機たち」と「40代の通ってきた通信機器」は1万件以上のいいねが寄せられるなど、大きな反響となったもよう。
今回の投稿にも多くの共感の声のほか「ゲームボーイアドバンスのとこに分岐でワンダースワンもあったと思う」「50代はこれに単一電池いっぱいのラジカセ、ゲームウォッチ、ブロック崩し追加で」など、それぞれの立場からの意見も続々と寄せられました。
しかしこう改めて振り返ってみると、あらゆるデバイスの黄金時代と共に生きてきたことを実感します。現代ほど情報を万人に伝える手段がなかったからこそ、各社の技術とアイデアが特色として現れ、今でも名機と呼ばれる革新的な製品が多く生まれたように感じます。
あらゆるコト・モノが圧倒的に進化した現代においても、時折「あの頃はよかった」なんて懐かしむ声を耳にしますが……たしかにあの時代の「ワクワク感」や「ときめき」は、もう二度と味わえないかもしれませんね。
<記事化協力>
矢野トシノリさん(@hosimaki)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025061605.html