痩せたいのにがっつりご飯を選んでしまう理由。コンビニで叶う、痩せる食事「3つのルール」
暑くなって薄着になることで、「体のライン」が気になり始める夏。「今年こそは痩せる！」と意気込んでも、運動が苦手、カロリー計算は面倒と、けっきょくやらない方も多いはず。でも『カロリー気にせず食べて健康に痩せる コンビニ3品ダイエット』の著者にして、ビバランスダイエット協会代表理事・齋藤好美さんが考案したダイエット法なら、無理な食事制限をせずに体型がコントロールできちゃうんです。
本稿は、齋藤さんに特別寄稿いただいた「コンビニご飯の買い方＆ダイエット方法」。夏に向けて理想の「痩せる体」を手に入れましょう！
脱メタボ！ コンビニでも叶う痩せる＆満足できる食事選び
※写真はイメージです（画像提供：ピクスタ）
がっつりご飯を選んでしまう本当の理由
痩せようと思ってはいるものの、ついがっつりご飯を選んでしまう。そんなことはありませんか？
健康診断の結果を見ると「痩せなくては」と思うがなかなか実行できない。
つい、カレー、パスタ、チャーハンを選んでしまい、「あー我慢できないから痩せないんだな」と思ってしまう。
この「がっつりご飯を選んでしまう」行動は、自分の気分で選んでいるのではないのです。実は、自分の意思とは関係なく「がっつりご飯」を選んでしまう原因があるんです。
たとえば、朝は忙しいからトーストだけ、昼ごはんも手軽にラーメンだけで野菜は上に乗っているネギのみ。その代わりに夜ごはんにまとめてたくさん食べる......というまとめ食べ、やっていませんか？
もしくは、朝ごはんにトーストとジャムとコーヒー。一般的な朝ごはんのように思えますが、野菜がありませんね。
そうではなく、3食に毎回、食物繊維を取り入れて、コンスタントに食べていただきたいのです。なぜなら、食物繊維がないと腹持ちがとても悪く、すぐにお腹が空いてしまうから。
ダイエットでお腹を空かせると、頑張っている実感があり、痩せそうな気がすることでしょう。ですが、空腹時間が長ければ長いほど、早くエネルギーになるようなラーメン、カレーチャーハンなど、手っ取り早く食べられるものが食べたくなるのです。
お腹周りが痩せない人が選んでいるコンビニお昼ごはん
食物繊維、野菜だけを食べればいいか、といえば、そうではありません。
5万食以上もの食事にアドバイスをしてきた中で、それほど太っていないにもかかわらず、お腹周りが痩せない、年々お腹周りに脂肪がついてきた、という方が選びがちなものが見えてきました。
それは、意外かもしれせんが、そうめん、そば、春雨スープ！
忙しい主婦や会社員の方は、手軽にさっと食べられるもの、そしてダイエットを意識して......と、カロリーの低いものを選んでしまいがちです。そうめん、そば、春雨スープのどれも、カロリーは低そうに思えます。ですが、単品では「栄養バランス」がとても悪いのです。
実は、痩せられないと悩んでいる方の中には、食事の量やカロリーの高低ではなく、「栄養バランスが偏っているから、なかなか痩せない」という方が潜んでいます。
実際に私も、食事の内容を見直したことで、無理な食事制限や断食をすることなく、サプリもハードな運動もしないで、半年で7キロ、体脂肪率は8％も減らすことができました。そして、無理なくキープすることができています。
コンビニで叶う！ 痩せる食事3つのルール
コンビニで「痩せる食事」を叶えるための、3つのルールをご紹介します。
ルール①
バランスの良い食事というと「手作りでないといけない」と思われがちですが、そうではありません。私も双子の子どもを持つ主婦でしたから手間のかかるダイエットは無理でした。
そこで試行錯誤して、簡単にコンビニでも痩せることが叶う、痩せる食事に辿り着きました、それが、「糖質×タンパク質×食物繊維」この3つを揃えること。これを「痩せ食トライアングル」と呼んでいます。
ルール②
「糖質×タンパク質×食物繊維」この3つを揃えるほかに、もうひとつ大事なことがあります。
それが、食べる順番です。3品をただ食べればいいのではなく、「食物繊維→タンパク質→炭水化物」の順で食べることで、さらに腹持ちがよくなり、ダイエットが順調に進んでいくでしょう。
ダイエットの成功の1番のポイントは「腹持ち」にあります。腹持ちが良ければ、余計なお菓子を食べる機会も減っていきますよ。
ルール③
「糖質×タンパク質×食物繊維」を揃えること、と聞いて「普通じゃないの？」と思った方もいらっしゃるかもしれません。ですが、本当にそうでしょうか？
たとえば飲み会やイベントごとなどがあって、食べすぎたときはどうでしょう。翌日、「サラダだけにしておこうかな」「食べすぎたから朝ごはんはなに抜こうかな」と思うことはありませんか？
実は、食べすぎたときこそ、1食にこの「糖質×タンパク質×食物繊維」を揃えて食べてほしいのです。
あなたをメタボから救う「続けられる」ダイエット
では、具体的にはどんなものを選んだら良いでしょうか。すぐに具体的な「タンパク質」「糖質」「食物繊維」が思い浮かぶか、といえばなかなか難しいかもしれません。
そこで、具体的なメニューをご紹介します。
【朝ごはんにおすすめ】ロールパン×牛乳×冷凍ミックスベリー
朝、あまりお腹が空いていない、という方にはボリュームはなくても腹持ちが良い組み合わせがおすすめです。ロールパンは軽く焼くと、より消化がよくなります。ミックスベリーは食物繊維が豊富なので、お通じにも効果があります。
【昼ごはんにおすすめ】チーズホットク×粗挽きソーセージ×大根サラダ
お昼は夜ごはんまでの時間が長いので、少しくらいはボリュームがあってもOK。チーズホットクならボリュームがあり、満足度も高いでしょう。チーズと粗挽きソーセージで、腹持ちはとてもいいです。チーズが苦手な方は、チーズホットクをおにぎりに変えてもOKです。
【夜ごはんにおすすめ】中華粥×豆腐のスンドゥブチゲ×キムチ
朝起きたときにあまり食欲がないという方は、夜に消化の良いものを選ぶのがおすすめです。たとえばおかゆ、お豆腐など。油がまったく使われていない食事だと腹持ちがよくないため、キムチを油分が含まれているブロッコリーの胡麻和えなどに変えても良いでしょう。
選ぶときのポイントは、カロリーで選ばないことと、好きなものを選ぶということです。 ダイエットで頑張りすぎて、途中で嫌になったり挫折したりしてしまうのは、好きでもないものを食べて我慢して、「楽しくない」からです。
正しい食事は他にもいくらでもあるでしょう。でも正しさより楽しさで、「続ける」ほうが、ダイエットがうまくいく1番の近道なのではと思います。