超極寒の地!南極でその温かさを体感!! FREEKNOT「光電子®」ウェアが秀逸過ぎた!
上下防寒ウェアに身を包み、南極での調査に挑んだ私
極寒の南極へ隕石を探す旅に出かけた私(Minako Righter)は、隕石の研究者をしています。隕石は太陽系形成時の情報がギュッと詰まった、歴史を紐解く鍵。そんな隕石という宇宙のパーツを探し求め、定期的に南極に出掛けているのです。
隕石探査隊は4人~8人ほどの少人数のグループで構成されています。南極点にほど近い、完全に外界から遮断された地域で3~6週間、テント生活をししながら隕石を探します。
隕石探査は毎日8時間ほど外で働く過酷な生活。そんな環境でどのように防寒対策をしたのか? 今回は極寒の地で体感した、防寒ウェアの大切さとありがたみについてお届けしたいと思います。
南極隕石探査隊のウェア事情
南極隕石探査隊に参加するにあたって、分厚いアウターレイヤーのダウンは貸与されますが、ベースレイヤーなどは自分で用意をします。「アメリカ南極隕石探査隊」は、もう40年以上の歴史のあるグループです。そのため、過去の参加者からパッキングリストやアドバイスなど、たくさんの情報を共有してもらうことができます。
防寒で重要なのは「どのように重ね着をするか」です。とはいえ、重ね着をしつつも動きやすいことが求められます。そして、南極に吹き荒れる強風への対策もとても重要です。さらに野外での作業をするうえで、発汗対策も必要。さまざまに快適であることを考慮しながらウェアをパッキングして、南極に足を踏み入れなければならないのです。
手放せなくなった防寒アイテム…
それがFREEKNOTの「光電子®」ウェア
2016年、初めての南極への調査の際に、大学院時代の先輩が「FREEKNOT(フリーノット)の防寒着がものすごく優れている!」と紹介してくれたのが「光電子®」ウェアとの出会いでした。そのときは、FREEKNOTのアンダータイツとアンダーシャツ、ネックウォーマーを購入し、南極での調査に持参したのですが、これがとにかくどれも温かくて、持参した衣服のなかで、何よりも私のお気に入りのアンダーレイヤーとなったのを覚えています。
2019年冬、再び南極へ行くときに、改めてFREEKNOTのウェアをたくさん南極に持っていく機会を与えてもらえたのですが、コロナ禍でもあり、南極出張自体がキャンセルになってしまいました…。
南極はやっぱり寒い!!
私が過ごしたエリアの実状
昨年(2023年)冬、ようやく念願の2023-2024年のアメリカ南極隕石探査隊への再参加が決まり、FREEKNOTアイテムをすべて抱えて南極へ行ってきました。
アメリカマクマード基地
12月に到着した「マクマード基地」は、南極海を望むロス島に位置するため標高が低く、夏のマクマード基地はほぼ0℃~マイナス5℃前後、という気温です。それでもそこそこ寒いので、週末にハイキングへ行くときなどは、薄手のFREEKNOTダウンが大活躍でした。
夏でも0℃~マイナス5℃と寒い「マクマード基地」
一方、厚手のダウンジャケットはとにかく温かくて! どこへ行くときもこれを着ていましたが、ハイキングなどの際は暑すぎるぐらい(笑)! 寒さに対しては確かに優れものです。
隕石探査フィールド生活
隕石探査は標高2500mほど。南極横断山脈沿いに位置する、かなり南極大陸でも内陸部となります。気温はマイナス15℃~マイナス30℃ほど。強い「カタバ風(南極大陸の内陸から沿岸にむけて吹く風)」が吹き荒れる、ときには体感温度がマイナス40℃に達するような過酷な環境です。そんななか、3週間ほどテント生活をしながら隕石試料を探す日々を送りました。
カタバ風に吹かれる探査地はマイナス15℃~マイナス30℃ほど。そんな環境のなかでのテント生活です
光電子®ウェアのここがスゴイ!
そんな南極での過酷な日々を過ごしながら、FREEKNOTアイテムに身を包んだ私が感じた、各アイテムのインプレッションをご紹介したいと思います。
※一部、紹介しているアイテムは既に販売を終了しているものもあります。ご了承ください
腰下のレイヤリングでほぼ問題ナシ!
アンダータイツとダウンパンツをインナーに、アウターにシェルパンツを履けば、南極の地もへっちゃらです!
これが一番のお気に入り! テントまわりの生活では、ほぼ、薄手のアンダータイツに厚手のアンダータイツを重ね着し、その上にこのダウンパンツを履くだけで十分といった感じです。外へ行くときには、これにシェルパンツを履くと風も遮れるので十分な防寒になりました。
意外なことに、重ね着(レイヤリング)してもそれほど嵩張ることなく、動きやすかったのが印象的でしたね。
吹き荒れる風を防ぐ「シェルパンツ」
シェルパンツは常にフル活用しました。南極はとにかく吹き荒れる風が体感温度をさらに引き下げ、とにかく寒い。シェルパンツのおかげで長時間にわたる外でのフィールドワークも問題なしでした。
「厚手の靴下」が足元の冷えを撃退
厚手の靴下はむちゃくちゃ温かい! 薄い靴下の上にこの厚手の靴下を履き、ダウンブーツをテント内では使用。これでとにかく冷える足元もバッチリでした。
冷気の侵入を防ぐ「ネックウォーマー」
ネックウォーマーは、とにかく首元から侵入する風を防ぐのを第一目的に使用しました。
チューブ型のもので顔まわりから頭までカバーしたうえで、首回りはしっかりと防風できるタイプのもので仕上げる。自分の呼気でもすぐに凍ってしまったりするので、この組み合わせで比較的長時間、快適に過ごすことができました。
首元からの風や冷気は身体を冷やす大敵! ネックウォーマーも必須ですアンダーレイヤーはとにかく重要!
身体の芯を守る「光電子®レイヤーテック」
シャツやタイツといったアンダーウェアは、全てフル活用でした。アンダーレイヤーはとにかく重要なので、ここがしっかりしていると、自分の体温を奪われることなく過ごせます。
地肌に直接触れるアンダーウェアは肌触りがいいことが重要。そして熱を逃がさず肌に密着すること、しかし締め付けすぎないこともまた重要です。光電子®レイヤーテックはそれをすべて兼ね備えた優れものでした。
ゴワゴワすることなく肌に密着し、締め付け感もなし。とにかく動きやすく温かかったのがよかったですね。
そして、テントまわりでの雪かきや荷物の移動などで少し汗ばんでも、じめっとすることなく、とにかく快適! 吸汗速乾性にも優れていました。極寒の地では汗をかくと、その汗で身体が逆に冷えてしまうので汗対策はとても重要なんです。
「暑いな」と思ったときは適度なレイヤー調節を行うことで、さらに快適に過ごすことができますね。
肌触りよくリラックスして着られる「フリースジャケット」
フリースジャケットも温かくて、テント内生活でよく活用していました。
テント内での生活は、プロパンガスのストーブを焚いて暖を取ります。そのため、ストーブを焚いている間はテント内はそこそこ暖かく、外に出るときのような分厚いダウンジャケットを着る必要はありません。また、テントは生活の拠点となるため、部屋着のようなリラックスできるウェアを着たい場所でもあります。そこで、フリース生地のジャケットがとっても重宝しました。
テント内で部屋着として活躍してくれたフリースジャケット
南極からアメリカへ戻り、この夏NY州のオンタリオ湖近く(ローチェスター郊外)に引っ越してきました。ここは雪深い地なので防寒着は必須。もう毎日氷点下のような生活ですが、ここでもFREEKNOT「光電子®」ウェアをフル活用させてもらっています。
(あくまで個人的にですが…)他社商品と比べると断然温かくて、気を付けて選ばないと暑すぎるぐらいの優れものです。今、雪深いローチェスター郊外は毎日めちゃくちゃ寒いんですが、ウェアがすごく大活躍してくれています。FREEKNOTアイテムを着用しない日がない! というぐらいに。
参考:公式ストア「FREEKNOTオンラインストア」
「光電子®アンダーウェア特設ページ」
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レポーター
プロフィール:Minako Righter
アメリカ在住
隕石の研究者をしています。隕石は太陽系形成時の情報がギュッと濃縮されているので、太陽系形成の歴史を紐解く鍵となります。南極は地球上で最も隕石が採集されている地域であるため、アメリカからは毎年「隕石探査隊(ANSMET:The Antarctic Search for Meteorites)」が派遣されており、隕石研究者である私も2度参加しています。