常葉大橘がPK戦で藤枝順心を下し14年ぶり頂点に。順心の連覇は12でストップ、2連覇中の全国出場ならず<静岡県高校総体サッカー女子>
静岡県高校総体のサッカー女子は6月7日、エコパスタジアムで決勝を行った。常葉大橘が2−2からのPK戦で藤枝順心を下し、2011年以来14年ぶりの頂点に立った。藤枝順心の連覇は12で止まり、2連覇中の全国総体の出場権を逃した。
常葉大橘は前半27分、エース松浦芽育子(常葉大橘中出身)の右足シュートで先制したが、後半に追いつかれて延長戦へ。延長前半終了間際に竹川花音(常葉大橘中出身)のゴールで再びリードしたものの、延長後半4分に再び追いつかれて、PK戦に突入した。
PK戦で先行の藤枝順心は1人目と3人目のキックが失敗。常葉大橘は2人目が失敗したものの4人が成功し、4−3で14年ぶりの頂点を引き寄せた。
順心は2度追いつく粘りも…
絶対王者の藤枝順心は0−1で迎えた後半17分に高田理乃(F.C. DIVINE出身)、1−2の延長後半4分に朝賀咲月(RESC GIRLS出身)のゴールで試合を振り出しに戻したが、あと一歩届かなかった。
常葉大橘は6月21、22日に三重県で行われる東海総体に出場する。東海総体で2位以内に入れば、7月28日に北海道で開幕する全国総体の出場権を得る。
<静岡県高校総体・決勝トーナメント結果>
▷1回戦
藤枝順心 5−1 藤枝西
東海大翔洋 4−1 桐陽
磐田東 10−1 清流館
常葉大橘 10−0 静岡大成
▷準決勝
藤枝順心 4−0 東海大翔洋
常葉大橘 1−0 磐田東
▷決勝
常葉大橘 2(1−0、0−1、1−0、0−1)2 藤枝順心
(PK4−3)
【常】松浦芽育子、竹川花音
【藤】高田理乃、朝賀咲月