「グルメ旅行で行ってみたい都道府県ランキング」2位は福岡県、1位は……? 阪急交通社がアンケート結果を公開
食欲の秋から冬へ、移ろいゆくこの季節。全国で旬の食材が出揃い、グルメ旅行を楽しみにしている方も多いでしょう。
阪急交通社は10月、「グルメ旅行で行ってみたい都道府県」に関する調査を実施。全国の20代以上の男女500名以上を対象にWebアンケートを行い、結果を公開しました。
【調査概要】
[有効回答数] 559名
[調査期間] 2024/10/11~2024/10/18
[調査機関] 株式会社ジャストシステム(「Fastask」利用)
[調査対象] 全国、20代以上の男女
[調査手法] Webアンケート
食を目的とした旅行は「したい」が6割以上
全国の20代以上の男女に「食を目的の一つとした旅行をしたいと思いますか?」という質問をしたところ、結果は「したい」が66.7%、「どちらともいえない」が22.7%、「したくない」が10.6%となり、全体のおよそ2/3以上がグルメ旅に興味があることが明らかになりました。
グルメ旅行で行ってみたい都道府県ランキング
グルメ旅行を楽しみたい人は、どの都道府県に足を運びたいと思っているのでしょうか。実際にグルメ旅行で行ってみたい都道府県を挙げてもらったところ、次のような結果となりました。
圧倒的な支持を得たのは1位の「北海道」で、なんと78.8%。2位「福岡県」が28.2%、3位「沖縄県」が25.5%と続きます。4位は北陸の「石川県」23.6%、5位は僅差で京都府23.1%がランクインしています。
北海道の食の魅力といえば、やはり「海産物」に注目したいところ。秋や冬に旬を迎えるイクラやズワイガニ・タラバガニなどは、札幌市中央卸売市場の場外市場や、函館朝市などでも味わうことができます。
ふらっと入った回転寿司でネタの鮮度と大きさがとんでもない寿司に出会ったり、札幌ラーメンを食べ歩いたり、列車に乗って駅弁を食べ歩いてみたり……そんな手軽なグルメも北海道の魅力です。移動には飛行機がおススメですが、東京から東北・北海道新幹線で新函館北斗まで向かって列車旅をしても良いでしょう。
2位の福岡県は博多・天神エリアを中心にラーメン屋もつ鍋が人気。秋・冬は糸島市周辺の牡蠣や海鮮料理もおすすめで、生サバが食べられるのも北部九州の良いところでしょうか。最近ではご当地のうどんチェーンなどが首都圏に進出することで話題を呼んでおり、九州全体で地場の食の魅力が注目を集めています。博多は山陽新幹線の終着駅であるだけでなく、福岡空港からも近い好立地。周辺地域への移動はJR九州や福岡市地下鉄などがおすすめです。
3位の沖縄県は、何といっても琉球王朝時代から受け継がれる伝統と、独自の食材を生かした独特の味わいが魅力。定番のゴーヤチャンプルや沖縄そば、アグー豚、豚足入りの沖縄おでんなども人気です。飛行機で現地へ向かい、ゆいレールに乗って巡るのも良いでしょう。
4位の石川県はやはりカニで有名。近江町市場では毎年11月頃から「加能(かのう)ガニ」や「香箱(こうばこ)ガニ」など冬の魅力が並びます。年初に被災した能登半島では、「今、行ける能登」を合言葉にキャンペーンを実施中。復興支援を理由にカニや能登の牡蠣を食べに行くのも良いでしょう。関東からは北陸新幹線、中京・近畿からは高速バスや特急・新幹線乗継で。
5位の京都府は多彩で歴史ある食文化を体験できるまち。京野菜や湯葉、京漬物など、季節の食材にも注目です。もちろん京都ならではの和スイーツも人気で、定番の抹茶だけでなく生麩やわらび餅なども楽しめそうです。移動はもちろん東海道新幹線で。もっとも、京都は大変な人気を博しており、オーバーツーリズムが問題になっています。宿だけは少し離れた大津に取るなど工夫すると良いでしょう。
阪急交通社では、今回上位にランクインした県の観光ガイドページなども公開中。気になる旅先をぜひチェックしてみてくださいね。
(画像:阪急交通社)