高津高女子ハンドボール 6年ぶり全国に出場 主将「高いレベルに挑戦」
川崎市立高津高校(高津区)の女子ハンドボール部が、3月に大分市で開かれる全国高校ハンドボール選抜大会に出場する。6年ぶりの同大会出場で、頂点を目指す。
高津高校女子ハンドボール部は、夏の全国高校総合体育大会に6回、春の全国高校選抜大会に4回出場した強豪チームだ。昨年12月の神奈川県予選を1位で勝ち抜き、2月初めの関東大会では3位に食い込み、全国出場を決めた。
今年のチームについて、松永康宏監督は「生徒自ら目標に向かって練習やトレーニングに励める。監督やコーチの指示から、一人一人が課題をくみ取る力もある」と評価する。また、すでに引退した3年生や卒業生たちも練習に加わってくれるといい、監督は「本当にありがたい」。
主将の吉良爽花(さやか)さん(2年)は、久々の全国大会出場に「自分たちが目標としてきた形に近づけたと思う」と手ごたえを語る。3年生の引退後、主将として1年生6人と2年生11人のチームを率いるが、「つい暗くなりがちなところが今のチームの欠点。積極的に声を出して、強い気持ちで一つになれるよう取り組んできた」と語る。
同校の伝統的なプレースタイルは手堅い守備からの速攻。「全国大会に向けて、速攻に力を入れて、より高いレベルにチャレンジしたい」と抱負を語った。
全国出場に向け、同校PTAからは応援グッズなどの提供があり、地域住民も食事を差し入れるなどして応援してくれるという。松永監督は「たくさんの方に支えていただき、本当にありがたい。よい成績を持ち帰りたい」と話していた。