545万円横領の疑い 元自動車販売会社員の男逮捕 伊賀署
三重県警伊賀署は5月27日、有印私文書偽造と業務上横領の疑いで伊賀市に住む無職の男(41)を逮捕したと発表した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は2023年8月25日ごろ、当時勤務していた自動車販売会社(本店・津市)の社印などを使って領収証を偽造し、亀山市内で顧客から車両代金として受け取った現金300万円を横領し、24年1月30日ごろには伊賀市内で別の顧客から同様の手口で受け取った車両代金245万円を着服したとされる。
警察によると、昨年6月25日に同社から相談があり、12月5日に業務上横領容疑の告訴状を受理した。営業スタッフだった男は被害発覚後に解雇された。被害総額は約2900万円に上るとみられる。
調べに対し、男は「FX(外国為替証拠金取引)投資のために使った」と話しているといい、警察が余罪についても捜査している。