成瀬中演劇部 初の関東発表会へ 家族がテーマの創作脚本
伊勢原市立成瀬中学校の演劇部(植村啓市顧問)が3月29日(土)から県立青少年センター紅葉坂ホールで開催される、「第14回関東中学校演劇発表会2025関東中学校演劇コンクール」に出場する。
成瀬中演劇部は昨年8月の県大会で優勝し、初の関東大会出場権を手にした。
オリジナルストーリーの創作劇に挑戦している同部。部員と顧問で作った脚本「ファミリーゲーム」は、家族をテーマにした短編をつなぎ合わせたストーリーになっていて、部員ひとり一人の実体験などが盛り込まれた、中学生のリアルな日常などがモチーフになっている作品に仕上がった。
前部長の佐藤実乃莉さん(3年)は「中学生活最後の大会だったので嬉しい。関東では賞など気にせず楽しめれば」と話す。新体制で部長を務める岡村春花さん(2年)は「このメンバーとの舞台は最後になると思うが、きっと一生記憶に残る舞台になる。皆で笑って終われるように思いっきり楽しみたい。できれば全国大会にもいきたい」と意気込む。
同コンクールは、演劇に取り組んでいる中学生が出会う場を作り、より多くの中学生に質の高い演劇に触れる機会を提供するとともに、そこから表現の楽しさを広めることで、豊かな表現活動を育んでいくことなどを目的に開催している。
同部は関東発表会を前に3月21日(金)、市民文化会館で公開リハーサルを開催する。午後5時開場、5時15分開演。観覧無料。