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「アバクロ」「ホリスター」の第3四半期は過去最高の売上高 セクシャルマーケティング終了でイメージ刷新

セブツー

「アバクロンビー&フィッチ(Abercrombie&Fitch)」や「ホリスター(Hollister)」などを手掛ける米国のカジュアル衣料チェーンのアバクロンビー&フィッチ(Abercrombie&Fitch)は11月27日、2025年2月期の第3四半期決算を発表した。売上高は前年同期比14%増の12億896万ドル(約1825億円*)、営業利益は同30%増の1億7928万ドル(約270億円)、四半期純利益は同37%増の1億3386万ドル(約202億円)と大幅な増収増益で、売上高は第3四半期では過去最高を更新した。四半期では売上高が6期連続で2桁増と高い成長を維持している。

地域別では、北米は前年同期比14%増となる9億8644万ドル(約1489億円)、欧州・中東及びアフリカは同15%増の1億8159万ドル(約274億円)、アジア太平洋は同32%増の4092万ドル(約61億円)と、すべての地域で2桁増の売上高を達成している。ブランド別でも同様だ。「アバクロンビー&フィッチ」は前年同期比15%増となる6億2983万ドル(約951億円)、「ホリスター」は同14%増となる5億7913万ドル(約874億円)と2桁増の売上高だった。

アバクロンビー&フィッチのCEOのフラン・ホロヴィッツ(Fran Horowitz)は、「第3四半期の好業績と第4四半期の見通しに基づいて、通期での売上高の業績予想を引き上げる」と表明し、2025年2月期の通期の売上高の見通しをこれまでの12〜13%増から14〜15%増に引き上げた。

2017年に前任のマイク・ジェフリーズ(Michael Jeffries)からCEOを引き継いだフラン・ホロヴィッツの改革が奏功している。フラン・ホロヴィッツは2017年にCEOに就任すると、翌2018年末までに約100店舗を閉鎖し、さらに「sexualized marketing=性的マーケティング」と呼ばれる手法で構築してきたブランドイメージを刷新し、「アバクロンビー&フィッチ」のリブランディングを推し進めてきた。

*1ユーロ=151円換算(11月28日現在)

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