長野県がレシピを公開している「パセリのおひたし」を作ってみた / 個人的に好きだった食べ方は…
爽やかな苦みを持ち、料理にオシャレな味を足してくれる野菜・パセリ。
よく肉料理の横に小さく添えられていたり、スパイスのように振りかけて使われていたりするけど……そういえばパセリそのものが主役になっている料理って、あまり見かけない気がする。
確かにあの苦みは人を選ぶもんなぁ。なかなかメインにするのは難しいのかな、と思っていたのだが……
調べてみたところ、なんと「おひたし」として味わうことができるレシピがあるらしい。
・食べてみた
レシピが掲載されていたのは、長野県の農政部が公開している「おいしい信州ふーどネット」というWEBサイト。
書かれていた情報を参考に、さっそくパセリのおひたしを作ってみることにした。
作り方は、ほうれん草などを使った一般的なおひたしとほぼ同じだ。ひと口サイズに切ったパセリを茹でて……
軽く絞り、かつお節をかけたら完成!
今回はかつお節だけをトッピングしたけれど、お正月にはここに数の子を混ぜたり、なめ茸茶漬けを混ぜたりして味変をすることもできるようだ。
人生で初めて味わうパセリのおひたし。さっそく口に入れてみると……
──うん、思ったよりパセリだな……!!
茹でたりかつお節が加わったりしているけれど、筆者の舌では元々のパセリの味からほとんど変化していないように感じた。パセリの苦みにかつお節の風味が足されてるな、って感じ。
筆者はパセリを抵抗なく食べられるので全く問題なかったけれど、気になる人は気になるかも。
そこで、おひたしに使う調味料の定番・醤油をかけていただいてみることにした。
ほうれん草のおひたしでも、醤油があるのとないのとでは全然違うもんな。強めの味が加われば、また違う味を楽しめるかもしれない。
結果、これが大成功! パセリの苦みが明らかに中和され、かなり食べやすい味になっている。
ほんのりとパセリのオシャレな香りがすること以外は、ほうれん草のおひたしとそっくりな仕上がりになっていた。
パセリの味をそのまま楽しむのもいいけれど、おひたしとして食べるなら筆者はこっちの味の方が好きだったな。
・脇役が輝けるおひたしだった
パセリってこんな使い方もできたんだなぁ……
パセリという洋の野菜をおひたしという和の料理にする時点でびっくりだったけど、それがしっくり馴染んでいたことにも驚いた。
あと数か月で旬を迎えるパセリ。たまには脇役としてではなく、こんなふうに味わってみるのもアリかもしれない。
いつもとは ひと味違う斬新なおひたし、気になった方は是非試してみてはいかがだろうか。
参考リンク:おいしい信州ふーどネット
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.