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菅田中羽沢小菅田の丘小 独自教科を導入 「自分づくり科」4月から

タウンニュース

昨年度の総合学習ではブロッコリーのレシピ本を作成した羽沢小児童

神奈川区の菅田中学校ブロック(菅田中、羽沢小、菅田の丘小)3校が、2025年度から独自教科「自分づくり科」を導入する。社会情動的コンピテンシー(自分自身や他の人と上手く関わるために必要な能力)の育成を目的とし、地域との関わりやキャリア教育などを通じて自ら考え、行動する能力を養う。

横浜市教育委員会では義務教育9年間の連続性ある学びを目的に、市内の公立小中学校を地域ごとにブロック分けしている。中でも地域の特性を生かした「併設型小・中学校ブロック」を7つ設けており、菅田中ブロックはそのひとつ。

市教委では併設型ブロックでの先進的な取り組みとして独自教科の導入を進めており、今回の「自分づくり科」開設はその一環となる。菅田中ブロックでは2024年度の試行期間を経て、今年度から正式実施となる。

よりよい生き方拓く

「自分づくり科」で目指すのは「自分の力でよりよい生き方を切り拓いていく子」の育成。

身近な人やまちと豊かに関わりながら、人の生き方に学び、持続可能な地域社会の形成を目指して、自分で考え行動していくための資質・能力を培っていくことを目標としていく。

生活科や総合学習、キャリア教育の時間など、従来から実施している授業の一部を独自教科に充てるため、トータルでの授業コマ数はこれまでと変わらない。

地域と関わる学びを

小中一貫教育を主管する市教委の教育課程推進室では「学校だけでなく地域との関わりや街への参画を通じて、一般の学校ではできないような地域の特色を生かした学校ならではの取り組みを目指してほしい」と独自教科の成果に期待する。

実際に羽沢小学校では総合学習にあたる「はざわの時間」で昨年度、地域の農家や菅田の丘小の栄養教諭が協力した羽沢で育ったブロッコリーのレシピ本作成や、フォトスタジオを経営する保護者から写真の撮り方を学んで地域の魅力を伝える写真展を開催するなど、地域の人々と関わることでの独自の学習を進めてきた。

同校の川村智子校長は「『人との関わり』をさらに大事に考え、地域の多様な人々と深く関わることで、『自分の力でよりよい生き方を切り拓いていく子』を育てていきたい」と語る。

独自教科は今年度、併設型7ブロックの小中学校のほか義務教育学校3校で実施される。

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