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新たなご当地グルメに!?「神戸産黒鯛を使った春巻き」が南京町・劉家荘で食べられる 神戸市

Kiss

神戸・南京町の老舗中華『劉家荘(りゅうかそう)』(神戸市中央区)と、神戸の食材の魅力を伝える『farms and sea ぱくまるプロジェクト』がコラボして開発した「神戸黒鯛入り春巻き」の提供が1月24日よりスタートしました。

●黒鯛(くろだい)とは?
かつては高級魚として親しまれてきましたが、現在では養殖される海苔や牡蠣、アサリなどを黒鯛が捕食してしまうため、漁師さんたちの間ではちょっぴり厄介者な存在。臭みがやや強く、料理人たちもどうすればお客さんにおいしく食べてもらえるか頭を抱えていましたが、今回のコラボ企画では夢の商品化が実現しました。

神戸産の黒鯛

●レシピは地元の小学生が考案!
2023年12月、一般から応募を募り「神戸産の黒鯛を使ったご当地メニュー開発グランプリ」を開催。253作品のなかから見事グランプリを受賞したのは、地元の小学生だったのだとか!その後『劉家荘』の総料理長・嶋田周氏がプロデュースを行い、“神戸の新たなご当地グルメ”を目指してお客さんに届けています。

『劉家荘』外観。各線「元町駅」から徒歩3分

現在「神戸黒鯛入り春巻き」が食べられるのは『劉家荘』のみとのことで、どんな味がするのか訪れてみました。

「神戸黒鯛入り春巻き」660円(税込)

●「神戸黒鯛入り春巻き」を実食!
約13センチほどの春巻きが2本登場し、これが660円とはかなりお得♪黒鯛を食べたことがない筆者が恐る恐る口にすると…、サクッと小気味のいい音が鳴り、中からは黒鯛の身がほろほろとくずれてクセがなく食べやすい印象です。

それもそのはず、黒鯛のほかにアスパラや大葉、スイートチリソースやサウザンソースがバランス良く混ざり、それぞれの素材が黒鯛の旨みをアシストしています。

食べる箇所によってぴりっと辛みが広がったり、サウザンソースの甘みや大葉の爽やかな風味が楽しめたりなど、春巻きひとつにエンタメ要素も感じられました。

今回のメニュー考案にあたり“黒鯛の臭みを取ること”に最も苦戦をしたそうで、鮮魚の卸業者や魚を取り扱うシェフに相談しながら2カ月ほどの月日を費やしたそうです。高温で揚げると中身が飛び出るため、低温でじっくり手掛けていくところもポイントなのだとか。

店内にもポスターが貼られていました!

「神戸黒鯛入り春巻き」は単品のみの提供で、終日注文可能です。提供まで15分ほどかかるため、余裕をもってオーダーしてくださいね。

今回はトライできませんでしたが、生ビールとの相性も良さそう!ちなみに『劉家荘』では、このあたりでも珍しい「ヱビスの生ビール」が飲めますよ。

『劉家荘』店内

1階にはひとりでも利用しやすいカウンター席が、2・3階には広々としたテーブル席があります。看板メニューの「焼鶏(しょうけい)」や「水餃子」も合わせて味わってみてくださいね。

今後は他の飲食店でも「神戸黒鯛入り春巻き」を提供できるように準備をしているところだそうです。


場所
劉家荘(りゅうかそう)
(神戸市中央区元町通1-4-8 カナエビル1F)

営業時間
11:30 ~14:30、17:00~20:30(L.O.20:00)

定休日
水曜日

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