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ビートルを購入するなら、最後まで生産していたメキシコ製が狙い目。

Dig-it[ディグ・イット]

映画やあアニメの影響で、ビートルにいつか乗ってみたいと思っている人も多いのではないだろうか? 1978年のドイツ国内での生産終了から50年近く経つなか、状態のいい個体を探すのは至難の業。そこで注目なのがメキシコ製ビートルだ。

とにかくビートルに乗ってみたいなら、メキシコ製ビートルがおすすめ。

丸みを帯びたボディフォルムとリアに搭載した頑丈な空冷エンジンで、世界中に輸出されたドイツVW社のタイプ1。通称「ビートル」と呼ばれるこのクルマは、第二次世界大戦前の`38年のドイツで生まれ、ドイツ国内で`78年に生産が終了した後もブラジルやメキシコで生産が続き、最終的に`03年にメキシコで生産が終了するまでに2150万台以上が生産された世界的なベストセラーだ。

ドイツ生まれながら、アメリカに数多く輸出されたビートルは、特にカリフォルニアの若者に愛された結果、カスタム文化が発展。カリフォルニアルック(キャルルック)として世界的に知られるカスタムが誕生した。ドイツ車でありながら、アメリカ的な匂いを感じるのはこれが要因だ。

今回紹介するのはメキシコで生産された`90年式モデルをベースにフラットフォーでドイツ生産モデル同様にシートやバンパーがカスタマイズされた車両。走る、曲がる、止まるを重点的に整備し、リーズナブルに乗り出しできるイージースタート車両としてフォーセール中だ(取材時)。

ちなみにフロントは車高が下げられ、ポルシェスタイルのアルミホイールに交換されており、キャルルックにカスタム済み。さらにクーラーキットを装着し、グローブボックスの中にはオーディオもセット済み。とにかくビートルに乗ってみたいと思っている人に最適な一台と言えるだろう。

1990 VOLKSWAGEN TYP-1

エンジンはキャブレター制御の1.6リッター。クーラーのコンプレッサーを搭載しているので、エンジンルームはかなり詰まった印象。

フロントの車高はアジャスターで下げられ、ポルシェアロイを模したFLAT4オリジナルの911スタイルホイールを履く。

左ハンドルのダッシュには、’60年代風のステアリングをメキシコ製ビートルに装着できるFLAT4オリジナルアイテムを装着。助手席足元にはクーラーユニットが見える。

この時代のビートルの純正シートはファブリック地だが、ドイツ生産時代のブラックバイナルレザー生地を再現したFLAT4のシートカバーを装着している。

ダッシュには純正ラジオが残されており、グローブボックス内に現代的なオーディオは隠されて装着されている。

バンパーはウインカー内蔵となる’70年代後半のドイツ生産モデル用に交換。ランニングボード(ステップ)の端には’60年代のドイツ生産モデルと同じクロームのモールを追加している。

三角窓の枠もメキシコ製ビートルはブラック塗装となるが、このクルマはドイツ生産モデルと同じクロームタイプに交換されている。

Specification:

全長:4070㎜
全幅:1540㎜
全高:1500㎜
ホイールベース:2400㎜
エンジン:空冷水平対向4気筒
排気量:1585㏄
燃料供給方式:キャブレター
駆動方式:RR
乗車定員:5人
車両価格:223万5000円(税込)
SHOP:フラットフォー(神奈川県横浜市中区本牧和田12-4)

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