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天気予報もワイドショー化 不安あおる報道にうんざり 運送業からは嘆き節「やっぱり…」

Shizuoka

■予報された大雪は降らず 予防的通行止めは“空振り”

警報級の大雪は“やっぱり”降らなかった。雪の予報を受けて、静岡県の区間を含む東名高速道路と新東名高速道路は3月4日の夕方から通行止めの措置が取られた。しかし、結果的には予防措置を取るほどの雪は降らず、運送業からは怒りや嘆きが聞こえてくる。

3月4日の夕方から5日の朝日かけ、都心では警報級の大雪への注意が呼びかけられ、静岡県内でも大雪の恐れが指摘された。天気予報を受け、静岡県内の高速道路では雪が降る前に車が通れないようにする「予防的通行止め」の措置が取られた。

万が一の事態を想定した対応だったが、幸いにも予報された規模の雪は降らずに杞憂に終わった。5日午前2時頃から通行止め解除を開始し、朝には東名と新東名の全区間で解除された。

高速道路で事故が起きたり、車が立ち往生したりすれば影響は大きくなる。予防的通行止めには一定の理解が示されているが、今回の対応に疑問の声も上がる。静岡県民からは「台風も同様だが、予報があまりにも外れるとオオカミ少年のように信じられなくなる。天気予報の精度が低すぎる」、「事故の影響を考えるのは必要だが、通行止めにすることの影響も考えた方が良い」といった声が上がる。

東名高速は静岡県内の区間も予防的通行止め

■「不安あおる報道はいい加減にしてほしい」 運送業は不満爆発

中でも、運送業のドライバーは怒りや嘆きが収まらない。予防的通行止めや天気予報に対し「やっぱり今回も天気予報が当たらなかった。たいして当たらない予報を鵜吞みにして対策を講じないでほしい。雪が降っているのを確認してから通行止めの判断をしても遅くない」、「最近は天気予報までワイドショー化している。不安をあおる報道はいい加減にしてほしい。可能性を伝えるだけなら気象予報士ではなくても誰でもできる」と不満を爆発させる。

トラックドライバーは通行止めによって仕事を休まざるを得なくなる。さらに、今回のように予報が外れると、「何で、たいして雪が降っていないのに荷物の到着が遅れるんだ」などとクレームを受けるケースがあるという。

自然が相手となる天気予報が外れるのは仕方ない。ただ、天気予報をもとにした対応は、万が一の事態だけを想定した安全策だけでは十分とは言えない。

(SHIZUOKA Life編集部)

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