7連勝した甲子園で阪神・才木浩人が4勝目か、ノーヒットノーランした甲子園で巨人・戸郷翔征が初勝利か
昨季巨人戦4勝1敗、防御率1.95と好相性の才木
首位・阪神は20日から甲子園に巨人を迎えて3連戦。初戦は才木浩人が先発する。
今季は7試合で3勝3敗、防御率2.38。13勝を挙げた昨季に比べると白星の量産ペースは遅いが、各球団ともエース級が登板する火曜日で先発ローテーションを守っている。
巨人戦は5月6日(東京ドーム)に登板して5回4安打無失点で勝ち投手。3回に吉川尚輝の強烈な打球が左手首を直撃し、ベンチで状態をチェックした後も投げ続けたものの、5回で102球を要した上、6-0と大量リードしていたこともあって降板した。
巨人戦は昨季もカード別最多の8試合に登板して4勝1敗、防御率1.95と好相性な上、主砲・岡本和真が不在。2023年9月14日の巨人戦から今年4月8日のヤクルト戦でストップするまで7連勝をマークした大好きな甲子園で力投が期待される。
防御率8.06、いまだ未勝利の悩めるエース戸郷
一方、4位の巨人は戸郷翔征が先発。今季は5戦3敗、防御率8.06でいまだ未勝利と、3年連続12勝のエースが苦しんでいる。
阪神戦は2戦2敗、防御率5.00。中野拓夢に4打数3安打、森下翔太に4打数2安打1本塁打と打ち込まれている。森下は調子を落としているが、中野は好調を維持しており、1番・近本光司とともに塁に出したくない選手だ。
今季は開幕投手を務めながら4月12日に二軍落ちするなど本領を発揮できておらず、前回5月13日の広島戦も5回8安打4失点と不本意な内容。首位チーム相手に好投すれば明るい光が差し込むが、逆に内容次第では再び二軍調整を強いられる可能性もある。
チームも気付けば貯金が1つしかなく、敗れれば勝率5割に逆戻りするピンチ。悩めるエースが、昨年5月24日にノーヒットノーランを達成した甲子園で復活ののろしを上げるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・A.ケイ-中日・大野雄大(横浜)
広島・森翔平-ヤクルト・P.ランバート(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・伊藤大海-ソフトバンク・L.モイネロ(エスコンフィールド)
楽天・瀧中瞭太-西武・菅井信也(盛岡)
オリックス・九里亜蓮-ロッテ・石川柊太(京セラドーム大阪)
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記事:SPAIA編集部