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企画も売上管理も自力 「こどもゆめ横丁」賑わう

タウンニュース

人気を集める射的屋

11月20日の「かわさき子どもの権利の日」にあわせ、企画から売上管理までをすべて子どもたちだけで完結する毎秋恒例のイベント「こどもゆめ横丁」が11月4日、「川崎市子ども夢パーク」で開かれ、市内外から約1500人(主催者発表)が訪れた。

こどもゆめ横丁は、川崎市子どもの権利条例がすべての子どもに保障する「自分で決める権利」や「参加する権利」などに基づき、「子どもが主役の街づくり」を実践するイベント。企画立案や模擬店作りから、店頭での販売や接客、売上管理まで、すべて子どもたちだけで実行し、大人たちは手助けや助言をしてはいけないルールになっている。

今年は市内外から31組が出店。10月12日の「横丁会議」を皮切りに、どんな店づくりをしたいかを考えながら準備を続け、10月19日からは廃材を使った模擬店づくりを、子どもたちだけで進めてきた。さらに初めての試みとして、開店から冒頭の45分間を「子ども優先時間」とし、出店する子どもたちも「横丁」全体を楽しめるよう、大人の入場を制限した。

市内の小学6年生、岩下幸芽(こうめ)さんと皆川ひなたさんは、学校の友人4人で雑貨店を出店した。昨年、「横丁」に初参加し、「手作りしたものをお金で買ってもらえてうれしかったし、お客さんたちとの会話も楽しめた」といい、今年の出店を決めた。今年は「くじ方式」を導入するなど工夫をこらし、順調に売り上げを伸ばした。

こどもゆめ横丁では、売上から材料費などを引いた金額の10%を「横丁税」として集め、後日横丁会議を開き、子どもたちで話し合って「税金」の使い道を決める。

接客中の輪投げ屋
夢パーク内に並ぶ手作りの模擬店

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