【泊まれるスーパー銭湯】荻窪駅から徒歩1分「なごみの湯」で朝まで過ごしてみた / つるつる温泉と超高濃度炭酸泉で超リフレッシュ
朝まで営業しているスーパー銭湯に泊まろう! ってことで、今回は荻窪駅西口から徒歩1分の「なごみの湯」で朝まで過ごしてみることにした。
同施設の営業時間は10時30分から翌朝9時まで。休憩処も男性専用・女性専用・男女兼用などバリエーション豊富で使い勝手は良さそう。
荻窪駅は新宿駅から中央線快速で約10分。この日は仕事を終えて23時過ぎに新宿三丁目駅から東京メトロ丸ノ内線で荻窪へ。土地勘のない場所だが、なごみの湯は駅から歩いてスグなので迷うことはないだろう。それでは行ってきます!
・なごみの湯へ
駅西口を出て真っ直ぐ進んで薬局「ココカラファイン」を左折……するとその先に、なごみの湯の赤い看板が見えてくる。23時過ぎということで駅周辺はとても静か、キャッチらしきお兄さんも暇そうにしていた。
・料金
さて、なごみの湯の入館料は大人平日2400円。さらに「朝まで」となると、深夜割増料金(25時以降の滞在)の1800円がかかる。つまりトータル4200円必要だ。大小タオル・館内着は無料で、歯ブラシや髭剃りは有料とのこと。
ちなみに岩盤浴ラウンジ(23時まで)やレストラン(22時30分まで)もあるから、1日フルで過ごすことも可能だ。リラックススペースが充実しまくっているため「深夜から朝まで」という利用は少しもったいない気がしてしまう。
そんなわけで、今回は「4階の男湯」と「地下1階の男女兼用レストルーム」で過ごす予定。フロントでロッカーキーとタオルを受け取り、さっそく4階の男湯へと向かった。
自販機・レストラン等の会計はロッカーのリストバンドキーで行うお馴染みの仕組み。退館時に一括精算なので館内でお金を持ち歩く必要はない。脱衣所のロッカーに荷物を放り込んで、そのままお風呂へ!
・大浴場
サウナは3種類(遠赤外線サウナ・ボナサウナ・スチームサウナ)。湿度の高いボナサウナ(約85度)で汗を流してからの水風呂 & 外気浴、そして24時までの露天風呂と超高濃度炭酸泉という流れで攻めることにした。
とくに良かったのが露天風呂。奥多摩エリアの人気温泉施設「つるつる温泉」を運んできているそうだ。つるつる温泉といえば、アルカリ成分が高く “美肌の湯” として人気。荻窪で深夜につるつる温泉が堪能できるとは思わなかった。
それとやっぱり超高濃度炭酸泉は良いですね。炭酸泉にゆっくり浸かってセルフマッサージをしておけば、疲労を翌日に持ち越すことはない(私の場合)。ちなみにマッサージは足裏とふくらはぎ。よくほぐしておくと体がスッキリ軽くなる。
・地下1階へ
脱衣所の隣にも「くつろぎ処」なる休憩スペースがあってマッサージチェア等が並んでいるが、こちらはどちらかと言うと、お風呂上がりに汗やほてりが引くまで休憩するような場所。
利用時間も限られている(10時半〜深夜2時・早朝5時〜9時)ので仮眠には向いていない。本格的に休むなら地下1階だ。
地下1階にはコワーキングスペースもある。電源コンセントと無料Wi-Fiを完備しているのでワーケーション的に利用してもいいだろう。疲れたら温泉に入れるし最高じゃないか。
その奥に女性専用レストルーム、さらに奥に男女兼用レストルームがある。
テレビ付きのリクライニングシートがずらっと並んでいて、定員は53名。最前列は予約席だそうだ。利用者は10人程度だが、人気の壁際席は空いておらず。とはいえ……
シートはほぼフラットになるし……
スマホの充電も可能。
タオルケットも2枚使えるから……
しっかり仮眠できました。
・朝風呂
7時に起床。朝風呂で目を覚まして身支度をしてからチェックアウト。
自動精算機は現金以外にクレジット、電子マネー等も利用可能だ。
男女利用可能だから使い勝手は良いだろう。先に述べたように岩盤浴やレストランもあるのでデートにも使える。さらに……
・優雅なモーニング
隣のコメダ珈琲で優雅なモーニングを食べてから出発なんてこともできてしまう。
まとめると、駅近で立地も完璧。料金もリーズナブルな部類に入るので覚えておいて損はないだろう。機会があれば皆さんも “泊まれるスーパー銭湯” で朝まで過ごしてみてはどうだろうか。リクライニングシートの座席数も多いのでハードルは低いと思う。ぜひ!
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称 なごみの湯
住所 東京都杉並区上荻1-10-10
時間 10:30〜9:00
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.