故障の原因にも…。夏に欠かせない「自動製氷機」にやってはいけない“NGお手入れ”「もう焦らない」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。氷を頻繁に使う夏は、冷蔵庫の自動製氷機が欠かせません。清潔な氷をつくるためにも、日々のお手入れは重要。しかし、自己流のお手入れでミスすると、自動製氷機が故障するかもしれません……。そこで今回は、絶対に避けるべき「自動製氷機のNGお手入れ」についてご紹介します。
NGその1.製氷運転中にお手入れする
自動製氷機のお手入れをするときは、一旦製氷をストップするのが基本です。製氷を止めずに掃除すると、製氷ケースに水が流れるなどのトラブルを引き起こすおそれがあります。
製氷皿についているモーターが動くなどして、製氷皿が取り付けられないなどの不具合の原因になることも。
このように、自動製氷がONになったままのお手入れは、デメリットしかありません。掃除をする前に、まずは自動製氷をOFFに。必ず手順を守りましょう。
NGその2.本体側に水を流して洗う
本体側に直接ホースやシャワーで水をかけて洗う。これも絶対にやってはいけないNG行為です。いくら本体側が汚れていたとしても、水をかけると水漏れなど故障の原因になります。
冷蔵庫内の本体側が汚れた場合は、やわらかいクロスを水で濡らし、かたく絞ってから拭き取りましょう。
NGその3.食洗機で洗う
「食洗機なら清潔になりそう!」という気持ち、わかります。でも、製氷皿やタンクを食洗機に入れるのはNGです。食洗機の熱によって、パーツの変形・歪みや、氷がつくれなくなるリスクがあります。
製氷皿は水で洗って、乾かすだけでキレイになります。汚れがひどいときは台所用中性洗剤を使いましょう。製氷に欠かせない大事なパーツだからこそ、正しいお手入れを心がけてくださいね。
製氷機の自己流お手入れに注意しよう
自動製氷機は夏に欠かせない便利な家電ですが、お手入れには注意が必要。自己流のお手入れで、故障や氷のできないトラブルにつながることもあります。
暑い夏に頑張って働いてもらうためにも、製氷機の正しい掃除方法を見直してみませんか?
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア